[はじめに]
執筆陣も今年、国吉のように心強い書き手を迎えました。愛する鴎たちをもっと知ってほしいー逞しい成鳥、翼を大きく広げた若鳥、まもなく巣立ちを迎える幼鳥。エピソードを掬い上げ、言葉を紡ぎました。わずか100字。されど100字。「頂点を、つかむ。」ために闘う彼らの横顔を、うまく紹介できていれば嬉しいです。
(マリーンズ執筆チーム監督:伊勢屋)

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【監督】

6    井口資仁  (いぐち    ただひと)    1974年12月4日生まれ
選手引退後、即監督就任。毎年着実に順位を上げ、今年こそ悲願のリーグ制覇へ。キャンプ地をベンツで移動したり、フランクミュラーの文字盤をあしらった靴を履いたりと、実はBIGBOSSに負けない派手好き? (さ)


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【投手】

11    佐々木千隼  (ささき    ちはや)    1994年6月8日生まれ
昨季、最も評価を上げた選手の一人。8回の男として1年間フル回転の働きを見せた。ある試合で解説の黒木知宏から「今年の経験は先発にも活かせる」と言われていたが、果たして今季はどんな活躍を見せてくれるのか。 (さ)

12    石川歩  (いしかわ    あゆむ)    1988年4月11日生まれ
お立ち台では無表情&塩対応、直後の球団公式Twitterでは満面の笑みを披露、という謎のギャップで毎回ファンをざわつかせるエース右腕。昨季手術後の成績は圧倒的で、今季は1年を通しての活躍が期待される。 (さ)

14    小島和哉  (おじま    かずや)    1996年7月7日生まれ
昨季、エース級の活躍。オフには背番号を歴代早稲田大卒の投手が付けてきた14に変更。後輩の左腕投手陣からは「おじさん」と親しまれ目標とされる投手となった。今季さらなる活躍で名実ともにエースに駆け上がる。 (さ)

15    美馬学  (みま    まなぶ)    1986年9月19日生まれ
昨季、優勝にあと一歩で届かなかった悔しさを誰よりも背負っているはず。でもあなたがマリーンズに来てくれた意味、与えてくれた勇気をファンは知っています。今季こそ、For we are glorious! (ミ)

16    種市篤暉  (たねいち    あつき)    1998年9月7日生まれ
エースの品格と実力を持ち合わせる。2020年9月にトミー・ジョン手術。雌伏して時を待った。復活の右腕が解き放たれるのは何月だろう?    「20年投げたい」。監督と交わした涙の約束を果たすのはこれからだ。  (い)

17    佐々木朗希  (ささき    ろうき)    2001年11月3日生まれ
昨季、遂に一軍で登板! 3勝2敗を挙げ、CS第1戦で先発。今季は開幕前の練習試合から163キロをマーク。全野球ファンの期待が集まるプロ3年目の20歳を「ウチの子」として応援できる喜びをかみしめよう! (ミ)

18    二木康太  (ふたき    こうた)    1995年8月1日生まれ
開幕投手を務めた昨季は5勝7敗と、エースナンバーを背負うには物足りない結果に。「申し訳ない」と繰り返し謝る姿はもう見たくない。独特の間で長身から投げ下ろす力強いストレートを取り戻し、信頼も取り戻す。 (さ)

19    唐川侑己  (からかわ    ゆうき)    1989年7月5日生まれ
地元成田市出身、マリーンズ一筋で15年目を迎えるベテランが勝ちパターンの中継ぎに定着したことの心強さったら!昨冬の契約更改では「自己最速の150キロを投げる」目標を宣言。優勝決定試合で目撃できるかも? (ミ)

20    東條大樹  (とうじょう    たいき)    1991年8月15日生まれ
昨季、一軍での「東條登場」はわずか5試合。4月21日の日ハム戦で4者連続四球を与えたきり姿を消した。二軍で通年安定した投球を続けたのは当たり前。キレキレのスライダーは一軍の強打者を抑えるためのものだ。 (い)

24    東妻勇輔  (あづま    ゆうすけ)    1996年4月4日生まれ
「あじゅ、お願い!」昨季この台詞を叫ばなかったファンはいないだろう。優勝争い後半の厳しいシーンで何度も登板し気迫の投球でブルペンを支えた。3者連続三振を今季も!    弟はベイスターズの東妻純平捕手。 (ミ)

27    山本大貴  (やまもと    だいき)    1995年11月10日生まれ
4年で未だ故障のない強靭な身体。昨季は二軍で34試合(41.2回)を投げて防御率2.81。8月に先発も含めて登板が急増した時は昇格目前を期待させたが、結局「猫だまし投法」を一軍では披露できなかった。 (い)

29    西野勇士  (にしの    ゆうじ)    1991年3月6日生まれ
「若き守護神」も14年目。右肘の痛みと戦い、起伏の多いプロ生活。天国も地獄も見た。2020年6月にトミー・ジョン手術を受け、昨年秋のフェニックスで実戦復帰。球速が上がったと聞く。もう一度天国を見る。 (い)

30    廣畑敦也  (ひろはた    あつや)    1997年12月3日生まれ
三菱自動車倉敷オーシャンズからドラフト3位指名

ストレートは最速154キロ、回転数はMLB級の本格派右腕。プライベートではコーヒースペシャリストの資格を持ち、SNSでコーヒーを淹れる姿を度々配信。ショップ経営も夢見ており、こちらも負けじと本格派。 (さ)

33    八木彬  (やぎ    あきら)    1997年5月26日生まれ
三菱重工Westからドラフト5位指名

「球団がルーキーにつけるニックネーム大賞」があるとしたら優勝確定、誰が見ても納得の“幕張のきんにくん”。同郷の和歌山出身者が多いマリーンズで、のびのびと、そして即戦力として力を発揮してほしい。パワー! (ミ)

34    土肥星也  (どひ    せいや)    1995年7月7日生まれ
9月23日は暑かった。先発回避の佐々木朗に代わって投げた。左肘の不安は消えている。思い切り腕を振った。直球を柳田や松田に撥ね返されたけれど、次はバットを折ろう。「team21」で和田毅に多くを学ぶ。 (い)

35    鈴木昭汰  (すずき    しょうた)    1998年9月7日生まれ
昨季はルーキーながら先発、中継ぎとフル回転も、終わってみれば1勝止まり。右手を空に突き上げるダイナミックなフォームから繰り出される直球は魅力十分で、今年こそは入団会見で目標に掲げた最多勝を目指す。 (さ)

37    小野郁  (おの    ふみや)    1996年10月23日生まれ
ストレートの強さに定評のある中継ぎ右腕。楽天時代は二軍でセーブ王も、近年はビハインドでの登板に甘んじている。持っている武器は一級品なだけに、今年こそメンタル強化で勝ちパターンの一角を狙って欲しい。 (さ)

41    成田翔  (なりた    かける)    1998年2月3日生まれ
「昨年はプロ6年間の中でいちばん調子が良かった」と手応えを感じ、今春キャンプでは初日から3日連続ブルペン入り。満員御礼と思われがちなマリーンズ救援陣だが、貴重な左腕救援、秋田の星として定着してほしい。 (ミ)

43    秋山正雲  (あきやま    せいうん)    2003年4月29日生まれ
二松学舎大附高からドラフト4位指名

幼い頃には何度もマリンに通った流山市出身の左腕。背番号は43で、目標に挙げた小島が昨季まで付けた番号を受け継いだ。高校生左腕イチと謳われる球質をまずは二軍でじっくり磨く。同期に呼ばれるあだ名はジョン。 (さ)

45    T.ゲレーロ  (たいろん・げれーろ)    1991年1月9日生まれ
ホワイトソックスから移籍

期待の新助っ人右腕。持ち味は206cmの超高身長から投げ下ろす直球で、最速は驚異の167キロ。身長196cmで最速161キロを投げる国吉と2人、ゲーム終盤敵の前に立ちはだかる大きな壁となることを期待。 (さ)

46    岩下大輝  (いわした    だいき)    1996年10月2日生まれ
昨季は前半だけで8勝も後半は0勝と悔しい結果に終わったが、11月には後援会が発足し頼もしい味方を得た。新生姜カラーのタオルを掲げた会員たちの応援を背に、「次期エース候補」が今季こそ「エース」になる。 (さ)

47    田中靖洋  (たなか    やすひろ)    1987年6月21日生まれ
プロ野球人生が30代から開花したとも言える彼が、2年連続の故障から復活しリリーフで結果を残した姿は昨シーズンのチームの財産。「ヤスさんはいつも最初に声をかけてくれる」と、チームメートからの信頼も厚い。 (ミ)

48    中村稔弥  (なかむら    としや)    1996年7月8日生まれ
長いイニングを投げられる左腕。本人は先発や中継ぎには拘らない。昨季は一軍で14試合(38回)、二軍で10試合(47回)を投げた。ハーマン直伝のナックルカーブを新たな武器とし、勝ちパターンを任されたい。 (い)

49    本前郁也  (もとまえ    ふみや)    1997年10月2日生まれ
開幕直前に支配下登録。プロ初先発試合が、開幕5連敗のチームと自身の初勝利という劇的なデビューを果たした。登板前にバナナを食べるのがルーティン。左腕バナナ仲間の東克樹投手(DeNA)を超える活躍を。 (ミ)

50    小沼健太  (おぬま    けんた)    1998年6月11日生まれ
2020年育成ドラフト2位-2022年3月支配下契約
入団前の4年間はアルバイトを掛け持ちしながら独立リーグでプレーした苦労人。ドラフト時、地元球団からの育成指名にガッツポーズで応えた姿はファンを沸かせたが、今度はファンが同じ姿で支配下登録を喜んでいる。(さ)

52    益田直也  (ますだ    なおや)    1989年10月25日生まれ
昨季は38セーブで堂々のタイトル獲得。絶対的守護神としてマウンドに立ち、左足を上げたら目が離せない。ふらついてる?笑わせにきてる?いえ、タイミングを外す投法なのです。今季も時々使うらしいのでチェック。 (ミ)

56    中森俊介  (なかもり    しゅんすけ)    2002年5月29日生まれ
昨季「1年目から15勝」と目標を口にするも、実際には一軍二軍共に登板はなく体作りに励んだ。地道な1年を経た今季の目標は「まずは二軍でイニングを投げること」。身に付けた謙虚さが自分を助ける日は遠くない。 (さ)

58    河村説人  (かわむら    ときと)    1997年6月18日生まれ
入団会見で片鱗を見せた独特なキャラクターはその後も健在。七夕のお立ち台では爽やかな笑顔で世界平和を願った。グラブには「お口の恋人」という刺繍をしており、今年もガムのように噛むほどに味の出る投球を期待。 (さ)

60    横山陸人  (よこやま    りくと)    2001年8月5日生まれ
同学年で同期入団の佐々木朗希が注目を浴びる横で、黙々と鍛練を積んでいる。入団時に比べ身体も大きくなり、武器のストレートにも磨きがかかった。目標の益田を目指し、今季はまず一軍定着を狙う。 (さ)

62    森遼大朗  (もり    りょうたろう)    1999年4月22日生まれ
2018年育成ドラフト2位-2021年12月支配下契約
二軍で10勝5敗・防御率3.20。最多勝だ。美馬に教わったフォークが大きな武器になった。支配下契約を勝ち取ると、すぐに元「62」の永野から祝福のツイートが入った。育成同期入団の和田に負けない活躍を。 (い)

64    佐藤奨真  ( さとう    しょうま)    1998年6月2日生まれ
2020年育成ドラフト4位-2022年3月支配下契約
直球の平均は130キロ台。でも打たれない。球速やパワー全盛の現代にあって「奥行き」で勝負する。ポーカーフェイスの23歳左腕の投球には滋味が溢れる。なおパワプロでは自身を最速160キロにサクセスする。(い)

65    古谷拓郎  (ふるや    たくろう)    2000年4月21日生まれ
春先の故障が響いた。8月に二軍のマウンドに戻り9試合で投げた。イースタン優勝の試合では9回を締めた。最速152キロまで上がった直球をどれだけ制球できるかが鍵だ。契約更改日も雨で「雨ふるや」の面目躍如。 (い)

69    土居豪人  (どい    ひでと)    2000年4月2日生まれ
191cmから投げ下ろす直球とフォークが武器。一軍で14試合(14.1回)投げたが、四球の多さが防御率悪化の原因になった。信頼される「土居魔人」になってほしい。実弟毅人も独立L愛媛で「69」だ。 (い)

91    E.ロメロ  (えんにー・ろめろ)    1991年1月24日生まれ
ティファナ・ブルズから2021年途中に移籍

ドラゴンズ在籍時の2020年開幕前に故障で契約解除となったが、昨夏マリーンズと契約しNPB復帰。同時期にドラゴンズから移籍してきた加藤匠馬選手とのバッテリーで後半戦を支えた。エマニエル坊やに似ている。 (ミ)

92    国吉佑樹  (くによし    ゆうき)    1991年9月24日生まれ
横浜DeNAから2021年途中に移籍

昨夏に有吉優樹投手とのトレードで入団。勝ち試合のセットアッパーとして後半戦の優勝争いに大貢献。マリーンズファンから「進撃のクニ様」と崇められる様子を、古巣ベイスターズファンも驚きと涙で讃えていた。 (ミ)


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【捕手】

2    松川虎生  (まつかわ    こう)    2003年10月20日生まれ
市立和歌山高からドラフト1位指名

市立和歌山高でバッテリーを組み、ともにドラ1指名を受けた小園投手(DeNA)と、お互いの姿がプリントされた抱き枕を交換してプロ入り。キャンプでは新人離れした佇まいと長打力を披露。ファンも安眠できそう。 (ミ)

22    田村龍弘  (たむら    たつひろ)    1994年5月13日生まれ
拝啓、お怪我はもうすっかり良いですか?投手陣を知り尽くし、幾度も修羅場をくぐった貴方に、今年こそ正捕手としてずっとチームの真ん中にいてほしいと願っています。優勝の瞬間に益田と抱き合うのは貴方です。敬具 (い)

32    佐藤都志也  (さとう    としや)    1998年1月27日生まれ
シーズン2位が決まった楽天戦の最後の打者になったが、10日後のCS第1ステージ第1戦で同じ宋からサヨナラ安打を放った。打ち損じが減り、終盤は代打やDHでの出場が増えた。今季の起用方法が注目される。 (い)

39    吉田裕太  (よしだ    ゆうた)    1991年7月21日生まれ
昨季の開幕戦、9回2死から代打本塁打を放つ。一軍常駐を期待させたが、4月23日に抹消されてから消息が途絶えた。左手関節手術の発表は7月に入ってからだった。もう「守備は100%」にまで回復したと聞く。 (い)

53    江村直也  (えむら    なおや)    1992年5月6日生まれ
一軍出場19試合10打席。20代最後だった昨季も「腰痛に苦しんだ1年」になった。「愛すべきエム」はムードメーカーで、後輩の面倒見もいい。多くのファンが慕う。だからこそグラウンドでの躍動をもっと観たい。 (い)

66    加藤匠馬  (かとう    たくま)    1992年4月29日生まれ
中日から2021年途中に移籍
6月から57試合に出場した。五輪明けからはスタメンが増えた。「バズーカ」と呼ばれるその強肩よりも、投手の特性を活かす丁寧なリードが目を引いた。チーム防御率が改善した。今季は打撃開眼で一層の貢献を。 (い)

95    植田将太  (うえだ    しょうた)    1997年12月18日生まれ
2020年育成ドラフト2位-2021年8月支配下契約
苦労人の「慶應ボーイ」。大学時代、正捕手は郡司(中日)だった。将来を見据えて在学中にトミー・ジョン手術を受けた。昨季、特に5月は19試合中17試合でスタメン出場し、故障者続出の二軍捕手陣を支えた。 (い)

99    柿沼友哉  (かきぬま    ともや)    1993年5月12日生まれ
昨季は久々のヒットでファンを喜ばせたと思いきや、その走塁でまさかの骨折&長期離脱。正捕手の座を掴みかけるも出場は43試合に留まった。岩下、種市ら好相性の投手のためにも、打撃&走塁力アップは喫緊の課題。 (さ)


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【内野手】

00    池田来翔  (いけだ    らいと)    1999年12月11日生まれ
国士舘大からドラフト2位

「来翔」という名前は父が社会人野球時代に放った打球に対する「池田、ライトへ!」という実況が由来。ポジションはライトではなく内野だが、広角に打ち分ける打撃でマリンのライトスタンドを沸かせてほしい。 (さ)

4    藤岡裕大  (ふじおか    ゆうだい)    1993年8月8日生まれ
昨年9月に14試合連続安打達成、そして公式SNSが「藤岡    選べる主菜」でバズったことは記憶に新しい。エチェバリア選手加入でサードでの出場が増えたが、守備も打席も一球一打に食らいつく姿勢は頼もしい限り! (ミ)

5    安田尚憲  (やすだ    ひさのり)    1999年4月15日生まれ
昨季は開幕4番スタートも、定着できず。ただこの数年で鳥越、森脇両コーチにしごかれた守備は著しく向上した。将棋が好きなど頭脳派な面も持ち合わせるが、豪快な打棒で今年こそレギュラー奪取だ。 (さ)

8    中村奨吾  (なかむら    しょうご)    1992年5月28日生まれ
新主将として臨んだ昨季は全試合出場、ベストナイン、ゴールデングラブ賞。周到な準備、高い技術、深い知性で難しいプレーを当たり前のようにこなしてしまう。声高ではないが、メッセージはチーム全員に届いている。 (い)

13    平沢大河  (ひらさわ    たいが)    1997年12月24日生まれ
毎年ロッテファンの期待を一身に背負いながら、なかなか応えられずにいる。井口監督からも背番号継承の期待をかけられていた。美しい打撃フォーム、魅せる守備で今季こそ、俺達に勝利運べよ、飛ばせ平沢大河! (さ)

23    三木亮  (みき    りょう)    1991年10月25日生まれ
内野のどこでも守れるユーティリティープレイヤー。昨季無失策と守備力は一級品で、ベンチの声出し番長も引き受ける元気印だが、今季こそ持ち前のパンチ力ある打撃で自ら寿司を握りたいところ。 (さ)

40    福田光輝  (ふくだ    こうき)    1997年11月16日生まれ
昨季は一軍出場はなく、二軍で2番目に多くの打席に立った(329)。開幕時は4番起用も多かったが、好不調の波が大きかった。打点が少なく、併殺打が多かった。好機に打ちたい。「ユーティリティ」で終われない。 (い)

44    井上晴哉  (いのうえ    せいや)    1989年7月3日生まれ
昨年6月、右手首を痛め無念の離脱。10月に手術し、2年連続の開幕二軍スタートが濃厚。「アジャが戻ってくれば」の待ち遠しい日々を乗り越えた先に、スタンドの大歓声と最高の“ごっちゃし”タイムが待っている! (ミ)

54    B.レアード  (ぶらんどん・れあーど)    1987年9月11日生まれ
昨季は136試合に出場、チームトップの29本塁打で完全復活。9月10日、対楽天戦で放ったサヨナラ寿司、早々の残留発表、そして一塁手としては自身初のベストナインを受賞。今年は優勝寿司一択で、サイGO! (ミ)

55    A.エチェバリア  (あでいにー・えちぇばりあ)    1989年4月15日生まれ
超人的な守備で昨季のパ・リーグを沸かせた助っ人遊撃手。言葉の壁を越え、同僚への助言も積極的なナイスガイ。オフには婚約者との優雅なバカンスの様子をSNSで公開、リフレッシュして2年目のシーズンを迎える。 (さ)

57    小川龍成  (おがわ    りゅうせい)    1998年4月5日生まれ
昨年ドラ3で入団。昨季のオープン戦では12球団トップの5盗塁、フレッシュオールスター戦で優秀選手賞を受賞。インスタでは「何もできなかった1年でした」と謙虚に振り返るが、守備力と快足は期待のカタマリ。 (ミ)

67    茶谷健太  (ちゃたに    けんた)    1998年1月16日生まれ
昨季はキャンプ初日に右足太腿を肉離れしてしまった。復帰できたのは7月だった。今季は失った信頼を再構築しなくてはいけない。でも大丈夫だ。これまでだって不断の努力でいくつもの壁を乗り越えてきたのだから。 (い)

68    西巻賢二  (にしまき    けんじ)    1999年4月22日生まれ
昨季は平沢との「仙台育英コンビ」で二軍を牽引した。108試合中101試合に出場し、打席数はチーム3位(313)。主にセカンドを任された。ポスト中村は君だと言いたいが、同い年の池田との争いも待っている。 (い)


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【外野手】

0    荻野貴司  (おぎの    たかし)    1985年10月21日生まれ
ケガさえ無ければと言われ続けた11年間を取り返すように、昨季は初の全試合出場、最多安打と史上最年長盗塁王の2タイトルを獲得。驕らず控え目、静かに重ねる日々の努力と確かな結果が、今季もファンを魅了する。 (さ)

1    藤原恭大  (ふじわら    きょうた)    2000年5月6日生まれ
昨季は7、8月度月間MVP賞〜9月は脚に死球を受け打撃低迷、とプロ3年目の厳しさを味わった。今季から背番号1。1年間一軍を目標に基礎練習を重ねる日々…の写真がSNSに上がるたび女性ファンが沼にドボン。 (ミ)

3    角中勝也  (かくなか    かつや)    1987年5月25日生まれ
マリーンズ現役在籍最長の16年目。1200本安打達成まであと13本!フォームを崩しても球は飛ばす、そして毒舌キャラは崩さない。昨秋は骨折で離脱したマーティンのリストバンドをつけて試合に出ていた。 (ミ)

7    福田秀平  (ふくだ    しゅうへい)    1989年2月10日生まれ
今年も仲良しの柳田悠岐選手らと佐賀県で自主トレ。前年の怪我回復に努めた昨季を経て、FA入団3年目の今年は、座右の銘である「野球ができることに感謝」の気持ちをこめたプレーを試合で見られる日が増えるはず。 (ミ)

25    岡大海  (おか    ひろみ)    1991年7月15日生まれ
昨季は勝負強い打撃を存分に発揮し、「2021スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」を受賞。走攻守の確実性の低さが課題であったが、近年はそれも克服しつつある。外野の熾烈なレギュラー争いに割って入る存在。 (さ)

31    菅野剛士  (すがの    つよし)    1993年5月6日生まれ
昨季は開幕戦にスタメン出場するなどチャンスを与えられたが、活かせないまま7月に抹消されてしまった。美しい軌道の打球を放つ。守備も上手いし肩も強い。顔は可愛いけどプレーはエグい「ポニョ」でいてほしい。 (い)

38    髙部瑛斗  (たかべ    あきと)    1997年12月11日生まれ
2年連続打率3割、昨季は盗塁王獲得と二軍成績は申し分ないが、一軍打率は1割台が続く。悩みも多いだろう。気づけばTwitterアカウントが消えていた。雑音を掻き消し、努力の虫は今季こそ一軍で羽ばたく。 (さ)

51    山口航輝  (やまぐち    こうき)    2000年8月18日生まれ
はじめは「長打力覚醒の予感」と書いてましたが「長打力爆発確信」に訂正します。「貴ちゃんねるず」では貴さんから直々に「スポーツ王」出演を誘われている。今季の野球ニュースの見出しは五七五だらけになりそう。 (ミ)

59    西川僚祐  (にしかわ    りょうすけ)    2002年4月19日生まれ
小6で既に176cmあった肉体は186cm・98kgに成長。「自分に足りないものがわかった1年だった」と昨季を振り返る。高校3年間で50発以上の強打者もプロ1年目は3本だった。スケールの大きい打者に。 (い)

63    和田康士朗  (わだ    こうしろう)    1999年1月14日生まれ
昨季は初の盗塁王を獲得。しかし打席数はわずかに24と、パンチ力ある打撃を見せつけられぬまま不完全燃焼に終わった。今季こそ激戦の外野でポジションを勝ち取り「足のスペシャリスト」を超えてゆく。 (さ)

79    L.マーティン  (れおねす・まーてぃん)    1988年3月6日生まれ
リーグ最速の10本塁打到達、9月に骨折しても翌月に復帰するなど、昨季も熱くチームとファンを鼓舞してくれた。元旦に球団SNSにアップされた本人からの動画を参拝したファン多数。今年もYES!マーティン! (ミ)


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[マリーンズ執筆担当者紹介]
伊勢屋(い)
70年代、房総半島の隅で「パ党」の小学生は異端。「H」の帽子をかぶり高井を真似た。時を経て今は「M」。56のオッサンが東葛のバッセンで追い求めるスイングは奨吾。

さーちゃん(さ)
井口政権=ファン歴の東京在住31歳。昨季は現地観戦控えめも4戦負けなし。数少ない同学年・西野勇士は然ることながら、今季飛躍を期待するのは岩下大輝と髙部瑛斗。

ミハーマ中瀬(ミ)
「東京スタジアム」復活をひそかに夢みる荒川区民。90年代の大半は千葉で過ごし、仕事場の窓から見えるマリスタのスコアボードを通してマリーンズ草創期を見守っていた。


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