[はじめに]
大野雄大のストレート、野口茂樹のスライダー、今中慎二のスローカーブ、笠原祥太郎のチェンジアップ。歴代開幕左腕の決め球のような竜党4人が、読んで楽しい名鑑を執筆しました。桃栗三年、柿八年、立浪監督十二年。昨オフ「待ちに待ったという言葉は、この日のためにあったのか!」と溢れ出した感謝の“氣”持ちと共に。
(ドラゴンズ執筆チーム監督:滝河あきら)

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【監督】

73    立浪 和義  (たつなみ かずよし)    1969年8月19日生まれ
今季より監督就任
全竜党が待ち望んだ監督。就任会見での「打つ方は必ず何とかします」宣言が心強い。ヒゲ茶髪禁止、ヘラヘラしてる選手は外すぞ等、昭和スタイルかと思いきや公式YouTubeに積極的に出演するナウい一面も。 (み)


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【投手】

11    小笠原 慎之介  (おがさわら しんのすけ)    1997年10月8日生まれ
昨季は初の規定投球回を達成し一定の結果を残した。そしてオフには全国放送の番組に出演。トリンドル玲奈にプロポーズし爪痕を残した。むっちりの太もも原寸大のクッションが公式グッズとして発売されている。 (み)

12    田島 慎二  (たじま しんじ)    1989年12月21日生まれ
一昨年、右肘靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け昨季約2年ぶりとなる一軍マウンドへ。9月には福の援護により史上36人目の通算100ホールド達成!人一倍優しく涙もろい“タジ魔神”、完全復活の兆し。 (ハ)

13    橋本 侑樹  (はしもと ゆうき)    1998年1月8日生まれ
変化の鋭いスライダーが武器の左腕。昨季はあの吉田正尚から三振を奪うなど交流戦で結果を残すも、後半はコントロールに課題を残し二軍暮らしが続いた。前任の13番のように淡々と、ユウキを持って勝負してほしい。 (み)

14    谷元 圭介  (たにもと けいすけ)    1985年1月28日生まれ
「火消の谷元」の手ぬぐい&Tシャツが発売されるも、7月に体調不良で抹消、以降一軍登板なし。完全復調した今季は0で抑える姿をまた見たい。現コーチ・山井が引退しチーム最年長投手。500登板まであと17! (あ)

16    岩嵜 翔  (いわさき しょう)    1989年10月21日生まれ
ソフトバンクから移籍
FAでドラゴンズに加入。人的補償で又吉が移籍したのは痛かったが、岩嵜の加入はそれを補ってお釣りがくるほどだ。え?逆?細かいことは氣にするべからず。実力者が立浪ドラゴンズに来てくれたのは本当なんだから。 (滝)

17    柳 裕也  (やなぎ ゆうや)    1994年4月22日生まれ
初のタイトル2冠(防御率・奪三振)、投手で浅尾以来のGG賞。降板拒否未遂の負けん気&打つのも好きならHRで完封もあり得る。「俺のところに来い」と育成・松木平らとの自主トレを率いる心のイケメン健在。 (あ)

18    梅津 晃大  (うめつ こうだい)    1996年10月24日生まれ
解説者時代から立浪監督は「うめ『づ』」と呼んでいるが、正確には「うめ『つ』」である。右ひじ手術で今季はリハビリの見込みだが、誰もが認める超ド級の潜在能力を開花させれば、呼び名も視界も濁りはなくなる。 (滝)

19    髙橋 宏斗  (たかはし ひろと)    2002年8月9日生まれ
名古屋市の東隣、尾張旭市出身。ショートトラックの吉永一貴('22北京五輪代表)や競艇の滝川真由子('15女子王座優勝)などスポーツ界の尾張旭出身者の頂点に立てる逸材。新生立浪竜の新世代エース候補筆頭。 (滝)

21    岡田 俊哉  (おかだ としや)    1991年12月5日生まれ
2013年にブルペンを救った66登板を忘れまい。以降は、勝っても負けても、アウト一つの為にもロングリリーフでも投げ、血行障害で手術、復活しクローザーも担った。何回りも成長し、2014年以来先発再挑戦。 (あ)

22    大野 雄大  (おおの ゆうだい)    1988年9月26日生まれ
昨季、沢村賞を獲得した一昨年の疲れが残りスタートが遅れたが、しっかりローテーションを守った。中日からは唯一五輪に選出。ユニフォームの「OHNO」表記に世界がざわついた。立浪監督初陣の先発投手に指名。 (み)

24    福谷 浩司  (ふくたに こうじ)    1991年1月9日生まれ
豊富な読書量と論理的な文章力を備え、明日をも知れぬプロ野球の現場の中で、知的なオーラをまとい続けるその姿は、幹部候補生の総合職が現場実習をしているようにも映る。立浪新体制でもローテに食い込みたい。 (滝)

25    佐藤 優  (さとう ゆう)    1993年6月29日生まれ
初先発初勝利でデビューし、抑えを担った2018年には日本代表に選ばれ順風満帆かと思いきや、昨季はわずか4登板で防御率13.50と散々。チームを離れる又吉と合同練習し「体技心」の心得を学び今季に賭ける。 (み)

26    石森 大誠  (いしもり たいせい)    1997年12月3日生まれ
火の国サラマンダーズからドラフト3位入団
今年の独立リーグからの新人で唯一の本指名(他球団は育成)。出身、火の国サラマンダーズのロゴには燃える竜を思わせる火の精がいる。繋がっていた運命の糸、最速155km/hの直球を武器に新人王を手繰り寄せろ。 (あ)

28    森 博人  (もり ひろと)    1998年5月25日生まれ
ギャオス内藤や森福などの個性派投手を輩出する豊川高校から日本体育大学を経て入団した2年目右腕。ダイナミックな変則フォームで、投球のたびに帽子が吹っ飛ぶことで有名。デビュー戦では1イニング5脱帽を記録。 (み)

29    Y.ロドリゲス  (じゃりえる・ろどりげす)    1997年3月10日生まれ
昨季は11試合に先発。勝ち星がないまま9月にノーノー達成か!?とファンを興奮させるも8回1死まで、試合は0-0で終了。10月に初勝利という重みよ。今季は監督曰く「打線を何とかする」から大丈夫。 (あ)

33    祖父江 大輔  (そぶえ だいすけ)    1987年8月11日生まれ
年々鋭くなる眼光ビームはヒゲを剃っても健在。トヨタ自動車の後輩、広島・栗林のフォークをとことん研究し、シート打撃では抜群な仕上がりを見せた。今季9年目となる竜神は「生涯ドラゴンズ!」を宣言してくれた。 (ハ)

34    福 敬登  (ふく ひろと)    1992年6月16日生まれ
「ナゴヤドーム」が「バンテリンドームナゴヤ」と名称変更となった時、「投げる前と打たれた後は胃が痛くなるのでキャベジンお願いします」とつぶやいた。昨年11月左助骨の疲労骨折。長く投げられる体作りに励む。 (ハ)

36    岡野 祐一郎  (おかの ゆういちろう)    1994年4月16日生まれ
立浪体制初の紅白戦の先発投手の座を、ストライクテストのトップ合格でつかみ取った。古巣の東芝は会社を分割するようだが、岡野には自慢の制球力で、ストライクゾーンを9分割に投げ分ける投手になってもらいたい。 (滝)

38    松葉 貴大  (まつば たかひろ)    1990年8月14日生まれ
テンポよく投げ込むスタイルで昨季9月は月間MVP目前の安定感を見せた。6回の壁も3巡目の壁も超え、鬼門の屋外での勝ち星も得た。が今季立浪監督の要求は「先発投手7イニング」。ならばその壁を超えてほしい! (あ)

41    勝野 昌慶  (かつの あきよし)    1997年6月12日生まれ
2年前「長髪・ヒゲ・ネックレス」姿で打ち込まれた後、「短髪・ヒゲ無し・装飾品無し」に変身して一時期ローテに定着。「長髪・茶髪・ヒゲ禁止」という立浪監督の教えを先取りしていた、立浪野球の申し子的存在。 (滝)

46    鈴木 博志  (すずき ひろし)    1997年3月22日生まれ
今もなお、フォーム探しの旅の途中。サイドスローを経てオーバースローへ戻ってきた。リリーフ一筋だったが、立浪体制では落合コーチによって先発の適性も見出されている。分岐点に次ぐ分岐点。明日はどっちだ。 (滝)

47    笠原 祥太郎  (かさはら しょうたろう)    1995年3月17日生まれ
例の場所で滝行し「同期の柳にも乗っかりたい」。前監督就任時の開幕左腕、以降は故障に苦しむも昨季2年ぶりに一軍登板へ。与田EAにも勝ちを見せたい。お前が勝たなきゃ誰が勝つ?同期“全員”の絆を力に。 (あ)

50    清水 達也  (しみず たつや)    1999年11月3日生まれ
昨季はケガもあり一軍登板は10月に1度先発したのみ。自主トレは柳塾へ参加、活躍が待たれる甲子園優勝投手。練習用グローブには当時からエールを送る地元深谷市のゆるキャラ、ふっかちゃんの刺しゅう入り。 (あ)

53    マルク  (まるく(いしだ・けんとまるく))    1995年7月18日生まれ
物静かだがイケメンで俊足のマルクは地元軟式野球チーム「平針HBC」の子どもたちの憧れ。育成から這い上がり掴んだ支配下登録。それを誰よりも喜んだのは東邦高校時代の恩師、森田泰弘元監督だ。狙え一軍登板!! (ハ)

54    藤嶋 健人  (ふじしま けんと)    1998年5月8日生まれ
4年前の西武戦で松坂が緊急回避となり急遽登板し初勝利。この時の藤嶋について落合博満氏は「無駄な四球を出さなかった。勝ちに行く姿勢がいい」と称賛。今オフ、愛妻弁当で肉体改造に取り組み準備万端。 (ハ)

59    山本 拓実  (やまもと たくみ)    2000年1月31日生まれ
167cmの小柄な選手。オフには同じ背丈の谷元と「ミニオンズ」を結成し自主トレを行った。今季キャンプの朝食会場で、同じく小柄な大打者・立浪監督に「投げてみたら」と助言されたシュートを習得し今季に挑む。 (み)

61    垣越 建伸  (かきごし けんしん)    2000年4月3日生まれ
根尾とはボーイズ時代に同じチームだったが、これは立浪監督と橋本清氏(元読売)と同様。立浪・橋本はプロでは別のチームとなったが、垣越・根尾は運命に導かれ同僚に。昨オフ、支配下に復帰。目指せ一軍定着。 (滝)

65    加藤 翼  (かとう つばさ)    2002年12月14日生まれ
’20年ドラ5の高卒右腕。中日の5位は、山本昌、井端などが該当する出世順位。昨年は二軍登板はなかったが、フェニックスリーグで152km/hを記録。デビューに向け浅尾コーチと二人三脚で試行錯誤の日々。 (み)

70    近藤 廉  (こんどう れん)    1998年9月22日生まれ
東京都出身、大学も北海道だがウッズのHRに魅せられたドラファン左腕。昨季育成入団も、開幕直後に即支配下登録を勝ち取った。カット気味に変化するストレートはあなどレン。好きなウマ娘はメジロマックイーン等。 (み)

92    R.マルティネス  (らいでる・まるてぃねす)    1996年10月11日生まれ
キューバ共和国出身。193cmの長身から投げる150km/h台後半のストレートや数種の速い変化球が武器。昨季は来日最多となる23セーブをマークした。明るくチャーミングな守護神は今季も頼りになる存在だ。 (ハ)


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【捕手】

27    大野 奨太  (おおの しょうた)    1987年1月13日生まれ
ベテランとして日ハム時代の豊富な経験を活かしてほしい、と願うも出場機会が少ないまま4年契約が終了。今季は新たに1年契約。現ロッテ・加藤から引き継ぎノーノーを達成した大野雄大とのバッテリーもまた見たい。 (あ)

35    木下 拓哉  (きのした たくや)    1991年12月18日生まれ
昨季は自己最多となる123試合に出場し打撃も絶好調。投手陣からの信頼も厚く正捕手と呼ぶにふさわしい。打撃では、春季キャンプで取り組んだ“ノリ打法”が生かされるのか。ムードメーカーとしても不可欠な存在。 (ハ)

39    山下 斐紹  (やました あやつぐ)    1992年11月16日生まれ
昨年の秋季キャンプの最終日に立浪監督から「体重を気をつけてな。おい、山下!」とみんなの前でいじられたが、その結果、ひと冬で11kgの減量に成功。引っ込んだお腹周りと引き換えに、期待は膨らむばかり。 (滝)

43    味谷 大誠  (みや たいせい)    2003年6月14日生まれ
花咲徳栄高からドラフト4位入団
強肩が武器のルーキー捕手。アジタニではなくミヤ。入寮時の搬入の際に新品のテレビを破損したが、育成2年目の上田がテレビを譲る好リリーフ。ぜひ身体は壊さぬよう、いつかはチームを救う活躍をしてミヤぁ~。 (み)

44    郡司 裕也  (ぐんじ ゆうや)    1997年12月27日生まれ
ルーキーイヤーの30試合→昨年は9試合出場。出番を求め外野にも挑戦。打撃はもちろん抜きん出る選球眼で勝負。引っ越し&誕生日祝いに岡林からコーヒーメーカーを貰った。#ぐんばやしの仲の良さに和む人急増中。 (あ)

57    A.マルティネス  (ありえる・まるてぃねす)    1996年5月28日生まれ
立浪監督曰く、新外国人候補リストには「アリエルよりも長打がありそうな選手がいない」。拡大解釈すると、今季NPBの新外国人は皆、アリエルよりも打てないということ。捕手以外での出場を目指し外野にも挑戦中。 (滝)

58    石橋 康太  (いしばし こうた)    2000年12月7日生まれ
ライバルの郡司、アリエル、山下らが外野にも力を入れる中、昨季二軍では内野守備を経験、捕手としての視野を広げた。キノタクの次代を担う?いや、今季最大のライバルへ。今年から地元千葉県四街道市PR大使に。 (あ)

68    桂 依央利  (かつら いおり)    1991年7月9日生まれ
長く怪我で苦しんだが、昨季は強肩と打撃を武器に初の一軍シーズン完走。昨年5月31日にブログを開設、6月19日に「やり続けることの大切さ」というタイトルで投稿があって以降、更新が途絶えている。 (み)


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【内野手】

00    石岡 諒太  (いしおか りょうた)    1992年5月25日生まれ
二度のヘルニア手術もあり2020年より育成契約へ。昨季はウエスタンでHR5本と結果を残し8月に支配下復帰、待望のプロ初ヒット。長打を強みに崖っぷちから這い上がれ!今年30歳、背番号00からの再出発。 (あ)

0    髙松 渡  (たかまつ わたる)    1999年7月2日生まれ
前指揮官が走塁の意識改革のキーマンとして指名しブレイクした選手。不思議キャラで有名。選手が考えたニックネームをユニフォームのネームにする今季予定の新イベント、髙松のネームは「SHIOMUSUBI」。 (み)

1    京田 陽太  (きょうだ ようた)    1994年4月20日生まれ
遊撃手としてはリーグでもトップクラスだが、打撃不振が続き昨季はプロ入り初の一軍登録抹消に。今季は立浪監督や森野、中村両コーチの指導を基に打法を一変。活躍をして昨年、急逝した木下雄の無念も晴らしてほしい。 (ハ)

2    石川 昂弥  (いしかわ たかや)    2001年6月22日生まれ
竜の天敵・鈴木誠也も認めるスター候補。 オープン戦で野球少年のリクエストに応えHRを打ちそのボールをプレゼント。2001年近鉄優勝の立役者・中村紀洋が、その年に生まれた石川を竜の主砲に育て上げる。 (み)

3    高橋 周平  (たかはし しゅうへい)    1994年1月18日生まれ
キャプテンマークは外れたが背番号3は外れない。「ミスタードラゴンズと呼ばれるような選手に」との誓いを果たせるか。昨季の打率.259、HR5本ではもどかしい。監督からは3割20本指令。やるしかない。 (あ)

5    阿部 寿樹  (あべ としき)    1989年12月3日生まれ
立浪監督の「長髪・茶髪・ヒゲ禁止」によりトレードマークのヒゲを剃りイメチェン。その意気込みが功を奏し、沖縄で立浪竜初の対外試合で第1号を放ったマスター。「出られるならどこでも」と左翼手にも挑む。 (ハ)

32    石垣 雅海  (いしがき まさみ)    1998年9月21日生まれ
高卒6年目の和製大砲候補。昨季は二軍で不調の時期が続くも、中3の弟に電話で「初心に戻ったほうがいいよ」と助言を受けて奮起。楽天・浅村と自主トレして今季に臨む。立浪監督も「お前、体力あるな」と注目。 (み)

37    三ツ俣 大樹  (みつまた たいき)    1992年5月11日生まれ
広島・菊池を師匠にした自主トレも今年で4回目。内野を全て任せられる堅実な守備で昨季は自己最多の58試合に出場、犠打は13でチームトップ。ベンチに三ツ俣がいる安心感。今年は怪我無く一軍完走を! (あ)

45    土田 龍空  (つちだ りゅうく)    2002年12月30日生まれ
ルーキーの昨季一軍で9試合出場、初ヒット・初打点・長打も記録。初スタメンでは得意の守備で2エラー。だが、三振しては大いに悔しがる姿にはワクワクさせられた。谷マネ曰く「エエ面構え」にも納得、注目! (あ)

48    溝脇 隼人  (みぞわき はやと)    1994年5月17日生まれ
立浪監督の現役時代の同僚に神野純一という内野手がいた。彼の異名は「ガラス細工」、実力はあるが故障に苦しんだ選手だった。溝脇も実力はありながら故障に苦しんでいる。願わくば「強化ガラス細工」であれ…。 (滝)

55    福田 永将  (ふくだ のぶまさ)    1988年7月23日生まれ
初打席初本塁打の華やかなデビューから12年経った昨季、野手史上最遅記録となる690試合目でのプロ初盗塁を記録。膝の手術をして臨む今季、コーチに就任した中村紀に負けない鮮やかなバット投げに乞うご期待! (み)

56    星野 真生  (ほしの まお)    2003年12月1日生まれ
豊橋中央高からドラフト5位入団
竜の出世順位、ドラ5の地元枠。かつて「星野」監督にルーキー時代から鍛えられた立浪選手が、監督という立場になって自身と同じ内野手のルーキーである「星野」を鍛えるというストーリー。期待せずにはいられない。 (滝)

63    堂上 直倫  (どのうえ なおみち)    1988年9月23日生まれ
尾張のプリンスと呼ばれた高校時代から15年。華々しい活躍を期待する声もあったが、大人しい彼の性格には細く長く中日で活躍するのが合っている。スノボ兄弟のように“兄ちゃん”(剛裕氏・球団職員)に厚い信頼。 (ハ)

66    D.ビシエド  (だやん・びしえど)    1989年3月10日生まれ
試合数、安打、打点など、あらゆる中日外国人歴代最高記録を更新し続ける竜の主砲。今季も早速ルーキーのブライトに声をかけグリップテープをプレゼントするなど、同僚への優しさがビシビシ溢れるナイスガイ。 (み)


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【外野手】

4    鵜飼 航丞  (うかい こうすけ)    1999年5月30日生まれ
駒澤大からドラフト2位入団
地元・名古屋が生んだ規格外なパワーを持ったルーキー。大きな体躯に背番号4を纏い、大飛球を打ちまくるその姿は、栄光の'99年優勝時に立浪監督とクリーンアップを形成していたレオ・ゴメスを彷彿とさせる。 (滝)

6    平田 良介  (ひらた りょうすけ)    1988年3月23日生まれ
大阪桐蔭の名を世に知らしめた男も、ここ数年はケガに泣き本来の力を発揮していない。その上、昨季は異型狭心症と喘息を発症し年俸も激減。若手活躍に期待が集まる中、オレンジのバットは再び快音を響かせられるか。 (ハ)

7    根尾 昂  (ねお あきら)    2000年4月19日生まれ
大阪の高校で甲子園春夏連覇、ショート、競合ドラ1。入団まではほぼ立浪監督と同じ道を辿り、4代目ミスタードラゴンズに内々定しているも同然。今季は外野専念。強肩を活かした守備は文句なし。あとは打つだけ! (滝)

8    大島 洋平  (おおしま ようへい)    1985年11月9日生まれ
36歳になった今も走攻守、抜群の安定感を誇る。昨季は160安打、16盗塁とチームトップで4年連続9回目のGG賞も受賞。今季は野手キャプテンを担い、若手の手本となるもその差は歴然、一人だけ異次元にいる。 (ハ)

9    福留 孝介  (ふくどめ こうすけ)    1977年4月26日生まれ
昨季14年ぶりに古巣中日へ。44歳にして91試合に出場、5本の決勝打を放つなど存在感を発揮。今季は高校の8年先輩で一緒にリーグ優勝を経験した立浪監督の下、代打に甘んずることなくレギュラー奪取に燃える。 (ハ)

23    福元 悠真  (ふくもと ゆうま)    1999年12月1日生まれ
大阪商業大からドラフト6位入団

大学時代はケガに苦しみ、大きな実績は残せなかったが、昨年のドラゴンズのドラフト最後の指名で栄光の立浪ドラゴンズ1期生に滑り込んだ。大阪商業大の先輩たち(桂、滝野、橋本)とともに、大きく飛躍したい。 (滝)

30    三好 大倫  (みよし ひろのり)    1997年9月28日生まれ
昨季はルーキーで唯一の一軍キャンプスタートも、オープン戦で結果が出ずそのまま一軍登録なく終了。今季は他の若手を推す声が多い外野手争いに「俺もおるで!」とあいさつ代わりのキャンプ実戦チーム第1号のHR。 (み)

31    渡辺 勝  (わたなべ まさる)    1993年10月14日生まれ
昨季プロ6年目で初ホームラン&お立ち台!育成6巡目で入団、3年目に支配下登録、狭き門から一本足で来た荒川道場最後の弟子。172cmと小柄ながらバンテリンに放り込む鋭いスイングに足もあるし目力も強い! (あ)

42    ブライト 健太  (ぶらいと けんた)    1999年5月7日生まれ
上武大からドラフト1位入団
ガーナ人の父と日本人の母のダブル。地元に分がある竜のドラ1史上初の東京出身者。ジャッキー・ロビンソンに憧れ「42」を背負う竜のダイバーシティは走攻守全てが伸びしろの外野手。視力は良すぎて計測不能。 (あ)

49    伊藤 康祐  (いとう こうすけ)    2000年2月3日生まれ
50m5秒8の俊足で中学時代は陸上部にも駆り出され県選抜へ。中京大中京高3年時、夏の甲子園でバックスクリーンへ放った先制本塁打は記憶に新しい。今季からは高校同期の鵜飼航丞もチーム入り。さらなる飛躍を! (ハ)

51    滝野 要  (たきの かなめ)    1996年7月8日生まれ
大垣日大高3年時の夏の甲子園では、投手・4番打者として大逆転劇に貢献し鬼の阪口監督を泣かせた。プロ2年目に神宮で初安打を放った時には「嵐」の花火のおこぼれも。今季も大爆笑モノの声出しを聞いてみたい。 (ハ)

52    加藤 翔平  (かとう しょうへい)    1991年3月28日生まれ
昨季トレードで加入。あの加藤は去ってしまったが、この加藤が来てくれた。両翼中堅をソツなく守れる俊足強肩好守のスイッチヒッター。その万能ぶりは、立浪監督が素晴らしい采配を振るう上で、必ず重宝されるはず。 (滝)

60    岡林 勇希  (おかばやし ゆうき)    2002年2月22日生まれ
三重・菰野高校出身で今季3年目。甲子園出場経験が無いことでイシカワダガヤにいじられているようだが、バッティングセンスの良さは立浪監督が太鼓判。体も一回り大きくなり、打って走って1番右翼を狙う。 (ハ)


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[ドラゴンズ執筆担当者紹介]

あーる(あ)
東京都八王子市出身・東東京在住の呑氣な42歳。千葉県出身の家族の影響でファンになる。10年見てれば何かあるよ、と言われた今年が10年目。好きな選手は笠原祥太郎。

滝河あきら(滝)
愛知県尾張旭市出身・名古屋在住の内氣な36歳。最近は井端弘和と川上憲伸のYouTubeチャンネルを見ることが日課。今日もナゴヤの片隅で。好きな選手は神野純一。

みやちん(み)
愛知県小牧市出身・東京在住の弱氣な35歳。神宮ビジター応援で日々のストレス発散を図るも、毎度ストレス数倍返し。蓄積する心労で老けていく。好きな選手は福田永将。

ハワイアーナ(ハ)
中日が勝てばその日と翌朝は(中スポと共に)明るい食卓が約束されるという、名古屋の“昭和あるある家庭”で育った熱き竜党。今年は行くぞーバンテリン!はえぬき推し。


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