[はじめに]
新規参入から早18年、日本一から早9年。当時「にわかファン」と呼ばれたあなたも、今や球団の歴史の半分を知る存在です。そんな東北楽天ゴールデンイーグルスを、東北在住の森杉駿太郎、ともに関東在住ながら足取り軽く白河の関を越えるHISATOと村上二塁打が紹介します。「宮城においでよ    この名鑑を読んだ上で」
(イーグルス執筆チーム監督:森杉駿太郎)

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【監督】

99    石井一久  (いしい    かずひさ)    1973年9月9日生まれ
正式な役職名は「取締役ゼネラルマネージャー兼監督」。掴みどころのないキャラと計算に裏打ちされた辣腕の緩急は、奪三振王だった選手時代を彷彿とさせる。著書『ゆるキャラのすすめ。』は、その片鱗が窺える一冊。 (森)


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【投手】

1    松井裕樹  (まつい    ゆうき)    1995年10月30日生まれ

昨季はクローザーへ戻り24セーブ、防御率0.63を記録するなど絶好調だったが、8月末に故障離脱。大事な時期にチームの戦力になれなかった。今季は1年投げ抜きタイトルに挑む。弟和輝のツイートも楽しみ。 (HI)

11    岸孝之  (きし    たかゆき)    1984年12月4日生まれ
ライオンズ時代の2008年、日本シリーズMVPに輝いた際にチームメイトの悪ふざけでやたら高く胴上げされた姿が記憶に残る右腕。あれから14年、そして移籍6年目。今年こそ地元・宮城で、あの頃より高く舞う。 (森)

13    森原康平  (もりはら    こうへい)    1991年12月26日生まれ
1月に右肘クリーニング手術を受け、まずはリハビリに専念。昨季は出番を減らしつつも防御率は2点台。身体を鍛えなおし、再びセットアッパーとして活躍を。インスタではサウナ後、雪が降るなか水風呂に入っていた。 (村)

14    則本昂大  (のりもと    たかひろ)    1990年12月17日生まれ
昨季は先発ローテを最後まで守り、3年ぶりに規定投球回を達成。11勝5敗でエースの貫禄を示した。1500奪三振はまだまだ通過点。通算100勝も成し遂げ、チームを優勝へ導くローテの柱となる。 (HI)

16    涌井秀章  (わくい    ひであき)    1986年6月21日生まれ
3球団・4度の最多勝、沢村賞受賞、長く第一線で活躍するレジェンド。球威・制球に加え、守備や牽制の上手さが光る。これまで開幕戦で6度勝利しており今季も有力候補。通算2000奪三振も射程圏内に入った。 (村)

17    塩見貴洋  (しおみ    たかひろ)    1988年9月6日生まれ
故障に苦しんだ昨季の一軍登板数「1」は、2013年の「0」に次いで自身2番目に少なかった。あのとき味わえなかった歓喜のために、今季は塩見の左腕が唸る。まずは日々のアルコール消毒で荒れた手指の保湿から。 (森)

18    田中将大  (たなか    まさひろ)    1988年11月1日生まれ
ご存知マー君、獲得タイトルだけで本文が埋まる。斎藤佑樹投手が引退、評論家として仙台へ取材に来た時にどんな対談になるのか?    アイドルと馬が好きな田中、当然「ウマ娘」もやってます、当然すぎてアレですが。 (村)

20    安樂智大  (あんらく    ともひろ)    1996年11月4日生まれ
期待され続けた右腕が、昨季は中継ぎとして一本立ち。松井の故障後は勝ちパターンで起用され、プロ初セーブも挙げた。自己最多の58試合に登板し、防御率2.08と安定感が光った。今季はさらなる進化を期す。 (HI)

21    早川隆久  (はやかわ    たかひさ)    1998年7月6日生まれ
ダルも唸らせたスーパールーキーは、新人王こそ逃したものの24試合で9勝7敗。マダックス(98球)での完封勝利など随所に光る活躍を見せた。ファン感でのコスプレ『ワシ娘』ハヤカワブライアンは最早伝説級。 (HI)

23    弓削隼人  (ゆげ    はやと)    1994年4月6日生まれ
「和製ランディ・ジョンソン」の呼び声が高い長身左腕。実は球速よりも制球力、奪三振よりも打たせて取る投球術と、ランディ的な先入観とのギャップが武器。実家は佐野ラーメン屋さん。繊細な投球のルーツはここ? (森)

28    酒居知史  (さかい    ともひと)    1993年1月2日生まれ
移籍3年目、昨季は28ホールドを挙げるなど中継ぎでフル回転。51と1/3イニングで44三振と三振が取れるのが魅力。昨年7月にはロッテでの同僚・鈴木大地に加え、高校の先輩・炭谷銀仁朗とお立ち台に立った。 (村)

29    高田孝一  (たかだ    こういち)    1998年6月3日生まれ
昨季はプロ初登板で危険球退場を経験。3試合の登板に留まったが、二軍ではリーグトップの95奪三振を記録。威力のあるストレートを武器に今季は一軍ローテに定着し、「今日の高田孝一」動画を1年継続していく。 (HI)

30    小峯新陸  (こみね    しんり)    2001年12月1日生まれ
2022/3/19に育成選手から支配下登録

今季開幕直前に支配下登録を掴んだ右腕。育成選手時代に二軍投手コーチたちとの「秘密の猛特訓」を積んで成長した。その様子は球団公式YouTubeチャンネルにて堂々と公開されており、全然秘密になっていない。 (森)

31    福井優也  (ふくい    ゆうや)    1988年2月8日生まれ
かつての「早大三羽烏」で唯一現役生活を続ける右腕。大学入学前に一浪したぶん、年齢を重ねても「やればできる」。リリーフで息長く投げ、目指す姿は早大の大先輩・小宮山悟(現・早大監督)か。小宮山は二浪した。 (森)

32    アラン・ブセニッツ  (アラン・ブセニッツ)    1990年8月22日生まれ
勝ちパターン継投の一角。昨季不調だったが後半には無失点がたびたび。宋家豪や安樂らと鉄壁の継投陣を構成していく。チームメイトにいたずらしたり、津留﨑との絡みなど、小ネタのネタ元としても活躍する好漢。 (村)

40    内間拓馬  (うちま    たくま)    1998年11月21日生まれ
沖縄出身の2年目右腕。昨季一軍デビューで155km/hを計測。11試合に登板した。真っ直ぐの強さと亜大仕込みの「うちまんちゅツーシーム」が武器。グッズ担当が既に備える守護神「内魔人」グッズ化は成るか。 (HI)

41    釜田佳直  (かまた    よしなお)    1993年10月26日生まれ
かつて夏の甲子園で聖光学院の歳内宏明(元・阪神ほか)と投げ合い、入団前から東北の人々のハートを掴んだ右の豪腕。昨季唯一の一軍登板は698日ぶりの先発マウンド。今季は毎週「7日ぶりの先発登板」が見たい。 (森)

43    宋家豪  (ソン・チャーホウ)    1992年9月6日生まれ
台湾出身。昨季は63登板3勝7セーブ24ホールド防御率2.23と大車輪の活躍。150km/h台の速球は高めを振らせる球威があり、スライダーとツーシームは低めにコントロールされ打ちづらい。今季も加油! (村)

45    松井友飛  (まつい    ともたか)    1999年10月11日生まれ
金沢学院大からドラフト5位で入団

190cmの長身右腕。公立高校から金沢学院大に進学。大学では1年次から頭角を現し、ベストナインも受賞している。角度のあるストレートが武器で最速は154km/h。投げ始めの足の上げ方が個性的。 (HI)

46    藤平尚真  (ふじひら    しょうま)    1998年9月21日生まれ
「中学時代に陸上競技部も兼任し、短距離走や投てき種目で活躍した」という野球選手は多いが、藤平は走高跳で全国優勝した経歴の持ち主。背番号は重くなったが、投球が低めに決まれば野球選手としてより高く跳べる。 (森)

47    藤井聖  (ふじい    まさる)    1996年10月3日生まれ
今季、練習試合で好投を続けており先発左腕候補に名乗りを挙げたと言える。ニックネームは「まちゃる」。東洋大在籍中は同期のDeNA・上茶谷大河にいじられてきたが、交流戦での先発対決では逆にやり返したい。 (村)

49    西垣雅矢  (にしがき    まさや)    1999年6月21日生まれ
早稲田大からドラフト6位で入団

早稲田大では徳山壮磨(DeNA)とダブルエースと言われ、切磋琢磨してきた。スリークォーターから繰り出す落差のあるフォークとクレバーなピッチングが武器。安田の髪をとかす姿が「毛繕い」と話題になった。 (HI)

52    津留﨑大成  (つるさき    たいせい)    1997年10月10日生まれ
大学在学中にトミー・ジョン手術を受けた後筋トレに目覚め、球速アップした筋トレマニア。力強いボールとコミュ力が武器。インスタライブでのファンサービスも光るが、今季は一軍で活躍してファンを喜ばせたい。 (HI)

53    髙田萌生  (たかた    ほうせい)    1998年7月4日生まれ
昨季は開幕早々に移籍後一軍初登板・初先発を果たすも、以降は一軍の先発マウンドに返り咲けず、リリーフでも苦しんだ。右腕からの快速球を活かした緩急を武器に、背番号53のユニフォームを自分だけの色に染める。 (森)

56    鈴木翔天  (すずき    そら)    1996年8月19日生まれ
昨季は一軍5試合登板ながら防御率0.00と爪痕を残した。二段モーションから放るスライダーに妙味があり、さらに今季からシンカーを習得、練習試合で無失点好投するなど注目株だ。先発ローテーション奪取なるか。 (村)

57    瀧中瞭太  (たきなか    りょうた)    1994年12月20日生まれ
一昨年のプロ初勝利から始まり、昨季は初の2ケタ勝利となる10勝、防御率3.21と勢いに乗る先発右腕。緩急、制球、変化球多彩、時折混ぜるカーブが良くスタミナもある。「タキTube」での笑顔も癒される。 (村)

58    辛島航  (からしま    わたる)    1990年10月18日生まれ
同じ左腕の塩見との「塩辛」コンビの復活を、イーグルスファンは待っている。先発もリリーフもこなす辛島の万能ぶりは、どんなお酒にも合うおつまみのように国分町の飲兵衛…ではなく宮城野のファンに愛され続ける。 (森)

59    泰勝利  (たい    かつとし)    2003年11月11日生まれ
神村学園高からドラフト4位で入団

高卒ドラ4の150km/hの速球を操る小兵左腕、目標は松井裕樹。奄美大島出身初のプロ野球選手として郷土の期待も大きい。神村学園高と言えば「神村」のぶっとい胸文字だが、泰にも雄々しい投球を期待したい。 (村)

60    石橋良太  (いしばし    りょうた)    1991年6月6日生まれ
一軍登板が3試合にとどまった昨季は、故障にも泣いた。年末に選んだ「今年の漢字」は「無」。年俸も大幅減となって迎える今季、「何とか生き残りたい」と悲壮な覚悟で挑む。年末には希望に満ちた字を選びたい。 (HI)

62    西口直人  (にしぐち    なおと)    1996年11月14日生まれ
ピンチとあらばシュシュッと参上、大阪生まれの右の甲賀忍者。昨季はブルペンを支えたが、今季は先発に再挑戦。自慢の「手裏剣カーブ」「くないストレート」を操り、人も知らず、世も知らず、影となりて打者を討つ。 (森)

64    福山博之  (ふくやま    ひろゆき)    1989年3月27日生まれ
愛称「サブちゃん」。通算373登板102ホールド、防御率2.95のタフネス右腕。2019年に右肩・肘を手術、育成契約(背番号は164だった)ののち一昨年に支配下復帰。今季もフル回転が見込まれる。 (村)

68    寺岡寛治  (てらおか    かんじ)    1992年12月3日生まれ
大学・社会人・独立リーグ経由と野球の粋を味わってきた遅咲き右腕。昨季は二軍で33試合に登板。3勝1敗の成績だった。自分で「強心臓」と言うメンタルは大事な武器。思い切り発揮できる場面に登板したい。 (HI)

69    内星龍  (うち    せいりゅう)    2002年4月24日生まれ
外野手から投手に転向したのは履正社高校1年の秋、高校最後の1年は相次いで大会が中止・縮小、プロ1年目の昨季は二軍で2試合・2イニング。経験という名の伸び代は無限大、大型右腕の夢は最速160km/h。 (森)

71    吉川雄大  (よしかわ    かずき)    1996年12月12日生まれ
JFE西日本からドラフト7位で入団

雄大と書いて「かずき」と読む。広陵高校で甲子園出場、太田光とのバッテリーが楽天で再現だ。JFE西日本出身の即戦力右腕はキャンプ一軍スタート、さっそく登板を重ね石井監督の評価も高い。開幕一軍をめざす。 (村)

79    渡邊佑樹  (わたなべ    ゆうき)    1995年11月8日生まれ
「マスクもコントロールも甘い」と言われてきた左腕。スライダーが武器。育成契約となるも、サイドスローに転向して支配下に復帰し一軍へ。変則左腕のセットアッパー「なべゆ薬局」が今季は一軍に定着出来るか。 (HI)


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【捕手】

2    太田光  (おおた    ひかる)    1996年10月14日生まれ

昨季は「田中×太田」の爆笑問題バッテリーで注目を浴び、今季は広陵高校時代の相棒・吉川が加入。いよいよ正捕手の座がセラリンコ。打撃で結果を残せば、あちらが「野球選手じゃないほうの太田光」になる日も近い。 (森)

26    炭谷銀仁朗  (すみたに    ぎんじろう)    1987年7月19日生まれ
長年所沢で活躍していた銀ちゃん、出場機会を求めて東京、そして仙台へ。金武町のキャンプ初日は一番乗りで球場に。節分は新人・安田悠馬と元気に鬼退治を演じ、身体も気持ちも若い。経験豊富、捕手陣をけん引だ。 (村)

44    田中貴也  (たなか    たかや)    1992年8月27日生まれ
巨人からトレード加入して3年目。昨季は31試合でマスクをかぶり、田中将が復帰すると「田中×田中」バッテリーが爆誕してファンの楽しみの一つとなった。キャンプイン直後に負傷。捕手争いへの復帰が待たれる。 (HI)

55    安田悠馬  (やすだ    ゆうま)    2000年3月3日生まれ
愛知大からドラフト2位で入団

強肩強打が自慢の新人捕手。そのパワー故の愛称が「ゴジラ」なのか「ゴリラ」なのかが一定しない。髪型を変えるのが趣味で、内野手として育成も視野に入る。明日はどっちだ。洞察力が鋭く、ジャンケンがやたら強い。 (森)

65    堀内謙伍  (ほりうち    けんご)    1997年4月15日生まれ
昨季は一軍出場ゼロ、二軍で研鑽を積み、三塁手も経験した。もともとは侍ジャパンU-18・U-23代表メンバー、潜在能力の高さは周囲の知るところ。泉の「グラウンド整備リーダー」、一軍捕手陣のリーダーへ。 (村)

70    石原彪  (いしはら    つよし)    1999年3月8日生まれ
かつて「京都のドカベン」と呼ばれた捕手。昨季は故障もあって一軍出場なし。今年も嶋基宏、甲斐拓也らの自主トレに参加し、守備・打撃とみっちりトレーニングを積んだ。得たものをプレイに生かしたい。 (HI)

78    水上桂  (みずかみ    けい)    2001年7月5日生まれ
捕手転向は中学3年、明石商高では2年夏まで内野手。そこからU-18日本代表のマスクを被ったのは、光る頭脳で磨いた技術の賜物。二軍では内外野も守るが、SNSのアイコンは捕手への思い入れが伝わる防具姿。 (森)


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【内野手】

0    小深田大翔  (こぶかた    ひろと)    1995年9月28日生まれ

近畿大→大阪ガスと名門を渡り歩いたドラ1遊撃手、しかし2年目の昨季は山﨑剛にレギュラーを奪われた。今季は山﨑と争いつつもレフトの守備に取り組んでおり、なりふり構わず攻守に貢献してスタメンを奪還する。 (村)

3    浅村栄斗  (あさむら    ひでと)    1990年11月12日生まれ
鳴り物入りで楽天入りし、圧倒的な存在感で主軸となった。国産打線では一番の頼りだが、昨季は本塁打・打点ともに納得いく数字ではなかった。今季は打線を引っ張り、投手陣の援護率を引っぱり上げて欲しい(切実)。 (HI)

5    茂木栄五郎  (もぎ    えいごろう)    1994年2月14日生まれ
モギ・モギ・モギエイゴロウ!    チーム事情にバッチリ応え、サードもショートも華麗に守る。打席入り時の「もじぎ」も素敵、走攻守+人の全てが模範。コンディショニングを万全にして、今年も主力の座をモギ取る。 (森)

7    鈴木大地  (すずき    だいち)    1989年8月18日生まれ
ソウルオリンピックの翌年に生まれた鈴木大地さん。その命名の由来は一定年代以上のスポーツファンには説明不要。卓越したリーダーシップとユーティリティプレイヤーぶりを活かし、将来はスポーツ庁の長官に就任か? (森)

22    川島慶三  (かわしま    けいぞう)    1983年10月5日生まれ
ホークスから移籍

早や39歳だが、心身ともに衰えを知らない。誰よりも大きな声でさっそく「BIGボイス」と評価された。ユーティリティ性と打撃の器用さ、そして抜群のコミュ力は健在。若手の手本として計6度の優勝経験を生かす。 (HI)

24    黒川史陽  (くろかわ    ふみや)    2001年4月17日生まれ
昨季は二軍スタートも4月に昇格、東京ドーム・対日ハム戦3試合連続タイムリーヒットは頼もしかった。才能開花かと思わせて後半に失速、同世代のオリックス紅林に遅れをとった。鍛錬で内野レギュラーの壁を越えろ。 (村)

33    銀次  (ぎんじ)    1988年2月24日生まれ
内角のひどい悪球をライト前ヒットにする変態的打撃はDeNA宮﨑敏郎と双璧。走者一、三塁であえてグシャッとセカンドゴロを打ち、ゲッツー崩れで打点を挙げるクレバーな打撃はNHK「球辞苑」でも話題に。 (村)

34    山﨑剛  (やまさき    つよし)    1995年12月29日生まれ
守備固めと代走が多かった万能内野手。昨季は不調の浅村に代わってスタメン出場したことからチャンスを掴み、後半戦に出続けた。得点圏打率.361と勝負強さの際立った昨季から、レベルアップして今季に臨む。 (HI)

42    クリス・ギッテンス  (クリス・ギッテンス)    1994年2月4日生まれ
米ヤンキースから移籍

かつてのAJやウィーラーらの系譜、信頼と実績の「元ヤン」野手。田中将大とも「元ヤン」仲間。ウィーラーは巨人ではヤンキース時代のように髭を剃り活躍、ギッテンスも髭をこまめに剃れば打撃爆発の期待が高まる? (森)

48    渡邊佳明  (わたなべ    よしあき)    1997年1月8日生まれ
昨季は10月5日のソフトバンク戦で4安打1本塁打の固め打ち、その2日後のロッテ戦で決勝タイムリーを放ち本来の実力を見せた。内外野を守れるユーティリティだが、打撃の勝負強さはスタメンで見たい。 (村)

61    横尾俊建  (よこお    としたけ)    1993年5月27日生まれ
昨季突然トレードで楽天にやって来た「おにぎりくん」。楽天では30試合に出場したが、まだ本塁打が出ていない。持ち味のフルスイングで本塁打を量産できるか。再び「おにぎり」ポーズを披露するのか注目される。 (HI)

63    入江大樹  (いりえ    だいき)    2002年6月6日生まれ
仙台育英学園高校出身、地元期待の内野手。1年目の昨季は春季キャンプ前に左肩を手術する波乱も、夏からは二軍戦に出場、ファン感謝祭では『ワシ娘』のセンターで躍動し経過は順調。磨いたリズム感を守備に活かす。 (森)

66    村林一輝  (むらばやし    いつき)    1997年10月6日生まれ
代走・守備固めで一軍に定着しつつあるが、昨季の打率.150は心もとない。公立高出身ドラ7、さらなる覚醒を期待。DeNA三嶋一輝は「かずき」、同・嶋村一輝コーチは「いっき」、村林一輝は「いつき」ひろし。 (村)

67    内田靖人  (うちだ    やすひと)    1995年5月30日生まれ
2013ドラ2も早や9年目。毎年ブレイクが期待されている長距離砲。昨季は一軍での出場が25試合、本塁打は1本にとどまった。今季は2度目の背番号変更もあり、背負うものも重くなった。背水の覚悟で臨む。 (HI)


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【外野手】

4    オコエ瑠偉  (おこえ    るい)    1997年7月21日生まれ

相次ぐ故障を契機に昨季前半は辛抱強く筋力強化と打撃フォームの修正に励み、8月には一軍で飛躍のきっかけを掴んだ。年末の左膝の手術を経て迎える今季、決して「桃仁花の兄」、いや「オコエの兄」とは呼ばせない。 (森)

6    西川遥輝  (にしかわ    はるき)    1992年4月16日生まれ
ファイターズから移籍

今季日ハムより移籍、通算311盗塁の大物を迎えた。一昨年の名護キャンプでは短パン姿をお見掛けしたが、楽天でもラフないでたちが見られるのか注目だ。雨天中断時の「アンブレラハルキ」、仙台での再現に期待。 (村)

8    辰己涼介  (たつみ    りょうすけ)    1996年12月27日生まれ
「辰己の『己』は?」でお馴染み。「辰巳じゃないよ辰己だよ!」と訂正が増えたのは、報道が増えた証。ゴールデングラブ賞を受賞した昨季は存在感を示したが、.225の打率を改善すれば超一流選手にもなれる。 (HI)

9    吉野創士  (よしの    そうし)    2003年10月27日生まれ
昌平高からドラフト1位で入団

楽天の高卒ドラ1野手指名はオコエ瑠偉以来6年ぶり、球団の期待がうかがえる。層が厚い楽天外野陣の中でどう走攻守をアピールするのか。まずは身体づくりだ。ドラ2・安田悠馬に負けないキャラづくりも必須か。 (村)

12    ホセ・マルモレホス  (ホセ・マルモレホス)    1993年1月2日生まれ
米マリナーズから移籍

マリナーズ3Aでは打率.338、26HRを放ち、OPS1.111の大活躍。MVP選出の「3Aの帝王」。ただ数字を残すだけでなく、年を追うごとに中距離砲から長距離砲へと成長中。楽天期待の助っ人外国人だ。 (HI)

25    田中和基  (たなか    かずき)    1994年8月8日生まれ
一昨年より大幅に出番を減らした昨年、あの「中毒性が高い」「頭から離れない」「夢に出てくる」応援歌が聞けずに苦しんだファンは多い。人々を禁断症状から救うため、今年は打って走ってGo!    Go!    カズキ! (森)

27    岡島豪郎  (おかじま    たけろう)    1989年9月7日生まれ
外野手登録に戻った昨季は5年ぶりに規定打席に到達し、本塁打と打点でキャリアハイ。左肩と右肘も癒え、令和時代に平成元年生まれが進化を続けた。今季も扇の要よりも外野の一角で、チャンスを掴んで勝利を目指す。 (森)

35    島内宏明  (しまうち    ひろあき)    1990年2月2日生まれ
明治大の先輩・星野監督の「コネ入社」と思わせた地味なドラ6も、10年目で21本塁打96打点、打点王獲得で実力を証明。インタビューでは「島内語録」で笑わせて二度おいしいのだが、今季も真顔を継続するのか? (村)

36    前田銀治  (まえだ    ぎんじ)    2003年11月19日生まれ
三島南高からドラフト3位で入団

「三」島南高からドラフト「3」位で入団した、生粋の楽天第三のギンジ。かつての将来の夢は救急救命士だった。ドクターヘリが離着陸可能な国立病院がすぐそばにある楽天生命パーク宮城で、打って守って夢を叶える。 (森)

38    岩見政暉  (いわみ    まさき)    1994年7月10日生まれ
大学4年秋のリーグ戦、優勝が懸かった慶早戦を「あんな興奮はない」と振り返る。東京六大学野球のスター・岩見雅紀から東北楽天の主砲・岩見政暉へ、あの日の興奮を超える一撃を量産し、生まれ変わるシーズンに! (森)

50    武藤敦貴  (むとう    あつき)    2001年6月15日生まれ
1年目はケガに苦しんだが、2年目の昨季は一軍デビュー、4月3日には初スタメンも記録した。守備固め中心に44試合、課題は打撃だ。八重歯がアイドルっぽくて好印象、売り出し中だが、まずは一軍にしがみつく。 (村)

51    小郷裕哉  (おごう    ゆうや)    1996年8月3日生まれ
目力には定評のある外野手。2021年「イーグルスガールコンテスト」では優勝してしまった小郷。昨季は開幕スタメンを掴んだものの、不本意なシーズンとなった。オフに結婚を発表。今季を充実のシーズンとしたい。 (HI)

54    和田恋  (わだ    れん)    1995年9月26日生まれ
巨人から移籍して4年目の右のスラッガー。和製大砲候補「恋ちゃん」も昨季の一軍出場は7試合にとどまっている。キャンプでは田中和とともに「MVP」と石井監督に評価された。一軍で結果を出し続けたい。 (HI)


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[イーグルス執筆担当者紹介]
森杉駿太郎

秋田県在住。かつて短期ながら仙台市にも在住、それが2013年の楽天初優勝とかち合ったのが人生最大の僥倖。東北地方の地の利を活かしたいが、秋田と仙台は普通に遠い。

村上二塁打
東京都在住。リーグ優勝時は9回表ギリギリで西武球場前駅に到着、胴上げに間に合った。楽天生命パークの開放感も好きだがユアテックスタジアム仙台の一体感もたまらんね。

HISATO
埼玉県在住。しがないパート主婦兼ライターでライダー。何かと楽天には縁があり、泉と利府は体験したものの、楽天生命パークはまだ未体験。今年は体験したい。泊まりたい。


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