2021/03/22 09:13
【文春野球学校】偏愛選手名鑑2021 千葉ロッテマリーンズ
[はじめに]
選手名鑑を書く。自分たちの誇りについて書く。楽しみだけど責任重大……でもせっかくの機会だもの、他球団に比べればファン歴こそ浅いメンバーかもしれないけれど、気持ちは負けない、そんな3人で書き上げた選手名鑑です。昨シーズン声をあげて応援できなかった思いも込めて書きました!We are LOTTE!
(マリーンズ執筆チーム監督:みはまさぶろう)
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【投手】
11 佐々木千隼 (ささき ちはや) 1994年6月8日生まれ
ルーキーイヤーの4勝が最高の成績でした、で終わるポテンシャルじゃないことは外れ1位で5球団が競合した評価が知っている。遠征には必ず持っていくAesop一式でリラックスしてその実力を証明してほしい。 (み)
12 石川歩 (いしかわ あゆむ) 1988年4月11日生まれ
本人イチオシのサウナ、名古屋・ウェルビー栄はサウナ好きの中でも聖地として有名。オフにはYouTubeのサウナ専門チャンネルにも出演。今シーズンもサウナで、グラウンドで、いい汗かいてくれるはず。 (み)
15 美馬学 (みま まなぶ) 1986年9月19日生まれ
2桁勝利は3年ぶり。10勝のうち5勝がソフトバンクから。被安打(130)リーグ2位、失点(62)3位も、与四球リーグ最少(25)・与死球0が打線にリズムを与えたか。ミニっちのマリンお披露目が待たれる。 (伊)
16 種市篤暉 (たねいち あつき) 1998年9月7日生まれ
マウンド上でどんなピンチに陥ろうとも自力で立て直す抜群の修正力と心の強さが際立つ若鴎。昨季途中にトミー・ジョン手術を受け今季はリハビリに充てる予定だが、次世代エースの復活を疑うファンは一人もいない。 (さ)
17 佐々木朗希 (ささき ろうき) 2001年11月3日生まれ
尻が一回り以上大きくなった。足の上げ方も変わった。昨季実戦登板ゼロの「令和の怪物」が、その姿を少しずつ露わにする。柳田が163km/hのインハイにかすりもしないところを観たい。あの日の松坂のように。 (伊)
18 二木康太 (ふたき こうた) 1995年8月1日生まれ
年々制球力に磨きがかかり、成績も上昇気流。150km/hを投げるわけではないけれど、2020年シーズンは抜群の安定感。優勝に欠かせない鷹キラー。1日3個はいたずらする、というのは本当なのかしら。 (み)
19 唐川侑己 (からかわ ゆうき) 1989年7月5日生まれ
17試合連続無失点。「7回の男」にどれだけ助けられたことか。30.1回を投げて防御率「1.19」。全505球中、ストレートは10球だった。「魔球」カットボールは今季も健在か。31歳の進化は続く。 (伊)
20 東條大樹 (とうじょう たいき) 1991年8月15日生まれ
今季は「東條登場」をどれだけ観られるだろう。右の強打者たちを外のスライダーできりきり舞いさせる姿を。左打者を迎えるとちょっと顔が曇るように見えるのは気のせいだよね。そうだろ?湘南ボーイ。 (伊)
24 東妻勇輔 (あづま ゆうすけ) 1996年4月4日生まれ
豪快なフォームから繰り出される力強い直球と投球時の雄叫びがトレードマーク。投手豊作の96年生まれ組の中でも、キャンプ前に入籍した新婚さんには是非とも今季活躍し、お立ち台で幸せの雄叫びを上げてほしい。 (さ)
27 山本大貴 (やまもと だいき) 1995年11月10日生まれ
その手の動きはなんだ!と思わず問い詰めたくなる通称「猫だまし投法」がトレードマークの中継ぎ左腕。昨季はチームが苦手とする西武戦で4試合に登板、防御率0.00。通り名どおり、しっかり猫をだましてみせた。 (さ)
28 松永昂大 (まつなが たかひろ) 1988年4月16日生まれ
今オフにはFA権を行使も、残留を決めた寡黙なベテラン中継ぎ左腕。リードでもビハインドでも、困ったときはとにかく松永。不満げな顔で出てきては淡々と抑えて不満げに帰っていくあの姿、今年も大いに期待したい。 (さ)
29 西野勇士 (にしの ゆうじ) 1991年3月6日生まれ
育成5位から侍の守護神へ駆け上がった努力の人。2014年日米野球の4人継投での「ノーノー」は忘れない。19年はフル回転で初完封も。昨季はトミー・ジョン手術。癒えた右腕で再びローテーションの一角へ。 (伊)
30 石崎剛 (いしざき つよし) 1990年9月9日生まれ
一軍で14回を投げて防御率「9.00」。二軍では26回2/3投げて「1.35」。内弁慶か!「猫派」は当人までツンデレか? サイドスローからの150km/h超えの直球は魅力十分。澤村の不在は君が埋めろ。 (伊)
33 南昌輝 (みなみ まさき) 1989年1月18日生まれ
難病の黄色靭帯骨化症を乗り越えて2シーズン。古傷の右肩も気になるし、30歳を過ぎればほかにも色々しんどかろう。それでも体調を万全に整えて、毎試合のように登板していた2016年の輝きをもう一度見たい。 (み)
34 土肥星也 (どひ せいや) 1995年7月7日生まれ
先発のチャンスを生かせなかった2019、故障で登板がなかった2020。躍進の2021はやってくるか。左の先発枠を巡る争いは、小島はもちろん、後輩の中村にも、ルーキーの鈴木にだって負けられない。 (み)
35 鈴木昭汰 (すずき しょうた) 1998年9月7日生まれ
法政大学からドラフト1位入団
ようこそ神宮からマリンへ。貴重な先発左腕候補。そのフォームから、ファンは成瀬善久を思い出すかもしれない。早川と比較する向きも多いかもしれない。気にすることはない。内を攻める自らの投球をすればいい。 (伊)
36 有吉優樹 (ありよし ゆうき) 1991年3月12日生まれ
五月人形のようなまあるく愛らしいお顔が印象的な右腕。カープファンの有吉弘行から同姓のよしみでエールを送られ、話題になったのはもう3年前のこと。今年こそ「有吉といえば野球選手」と世間に言わせる活躍を。 (さ)
37 小野郁 (おの ふみや) 1996年10月23日生まれ
見ていて気持ちがいいぐらいの腕の振り。2020シーズンはプロ初ホールドに初勝利と充実。シーズン終盤にかけて安定感も増して、今年は勝ちパターンで。澤村より速い球を投げる目標、まだ有効なんだからね! (み)
41 成田翔 (なりた かける) 1998年2月3日生まれ
軸足をヒールアップする/しない、オーバースロー/サイドスロー。若き逸材左腕の試行錯誤は続く。迷ったときは長靴での雪上ランニングを思い出そう。母校には石川雅規という偉大な先達もいるではないか。がんばれ。 (伊)
42 F.ハーマン (ふらんく・はーまん) 1984年5月30日生まれ
吉井コーチの登板日管理の効果てきめん。残留してくれて本当によかった。「ハーバード卒のインテリ右腕」と言われることも多いが、イーグルス入団時に放った「脳みそは全く使ってない」発言の真偽が気になる。 (み)
43 小島和哉 (おじま かずや) 1996年7月7日生まれ
なんだかんだ試合を作ってくれる、絵は右で描くサウスポー。パ・リーグの恐ろしさを伝えた大学の後輩、イーグルスに入団した注目ルーキー・早川に、そんな中でも抑えられる先輩のカッコよさも見せつけてくれるはず。 (み)
46 岩下大輝 (いわした だいき) 1996年10月2日生まれ
150km/h前後の直球と気持ちを前面に出す熱いプレーが魅力の右腕は、ファンの前でもチームメイトの前でも飾らない元気印。今季の先発ローテ入りは当然、自己最多7勝の昨季を超える活躍で次期エース襲名へ。 (さ)
47 田中靖洋 (たなか やすひろ) 1987年6月21日生まれ
昨シーズンは手術もあって登板数こそ少なかったものの、チームに欠かせないベテラン。なぜってそれは顔面にケガをして傷口を避けながら頭を洗うのが難しかった奨吾に、自分から気づいて声をかけたナイスガイだから。 (み)
48 中村稔弥 (なかむら としや) 1996年7月8日生まれ
先発も中継ぎもこなす貴重な左腕。昨季は観る者を不安にさせるヒーローインタビューを繰り返して先輩からいじられたが、実は陰で練習している真面目な性格。今季はマウンドでもお立ち台でも安定感を見せつけたい。 (さ)
49 本前郁也 (もとまえ ふみや) 1997年10月2日生まれ
育成から支配下契約
新人合同自主トレでは12分間走断トツの最下位。ヘロヘロと倒れこむ育成ドラ1を目の前で見たあの日、たった1年で開幕ローテ候補にまでなるなんて到底思えなかった。この1年の努力を想う。支配下登録おめでとう。 (さ)
52 益田直也 (ますだ なおや) 1989年10月25日生まれ
選手会長として先頭に立ち、守護神として最終回を締める。150セーブまであと31。キャリア9年のうち8年が50試合以上登板のタフネス。声援と緊張を力にするメンタル。母親と家族を大切にするジェントル。 (伊)
56 中森俊介 (なかもり しゅんすけ) 2002年5月29日生まれ
明石商高からドラフト2位入団
入団前から「プロ1年目で15勝」と言って憚らない強心臓だが、お気に入りのくまのぬいぐるみが無いと眠れないというキュートな一面も。初年度は二軍で体作りというチームの定例を覆し、宣言通り活躍なるか。 (さ)
58 河村説人 (かわむら ときと) 1997年6月18日生まれ
星槎道都大学からドラフト4位入団
入団会見での将来の夢は?という質問に「幸せな家庭を築く」と真顔で答えて報道陣をざわつかせた、ルーキー1のマイペース。落ち着いた受け答えと独特の言葉選びに、活躍の先にあるお立ち台への期待も膨らむ。 (さ)
60 横山陸人 (よこやま りくと) 2001年8月5日生まれ
サイドスローから最速148km/hを放る2年目の右腕。同期の佐々木朗希と共に、将来のマリーンズブルペンの屋台骨になるべき素材。専大松戸の先輩には高橋礼という優れた目標がいる。追いつき、追い越せ。 (伊)
62 永野将司 (ながの しょうじ) 1993年3月2日生まれ
大学4年の時にトミー・ジョン手術を受けたために企業の内定を取り消された。現在は不安障害と戦いながら投げる。でもその左腕から繰り出される直球は最速154キロ。攻めの投球で観客を魅了してほしい。 (伊)
64 大嶺祐太 (おおみね ゆうた) 1988年6月16日生まれ
1-11-30-126-64。背番号は変われど愛され続ける15年目の生え抜き右腕。故障で育成枠も経験。BEGINの『爬竜舟』は彼のために作られた曲。転覆の度起き上がる船に、観客は惜しみない声援を送る。 (伊)
65 古谷拓郎 (ふるや たくろう) 2000年4月21日生まれ
初先発を予定していた試合が3度雨天中止になる雨男ぶりがニュースになったが、今シーズンは初勝利で話題をさらう。プラチナチケットになる「習志野デー」の、新たな主役は君だ。 (み)
69 土居豪人 (どい ひでと) 2000年4月2日生まれ
平成最後のドラフト・支配下指名選手。プロに入って10kgほど大きくなった体から、150km/hオーバーのストレートを投げ込む。ライバル古谷に一軍デビューは先を越されたが、じっくり育ってほしい。 (み)
76 J.フローレス (ほせ・ふろーれす) 1989年6月4日生まれ
2019年12月に富山から育成契約、翌3月支配下登録。191cm・120kgの巨漢。多少変則だが、真上から投げ下ろすストレートは最速152km/h。昨季、一軍では22イニングで16四球。制球力が課題。 (伊)
【捕手】
22 田村龍弘 (たむら たつひろ) 1994年5月13日生まれ
今年のキャンプの映像を観ると、頬の肉が削がれ顎の線がとてもシャープだ。期するものがあるのだろう。もう誰も、君がベンチでうなだれる姿は見たくない。「4番キャッチャー、田村」。谷保さんが呼ぶ日を諦めない。 (伊)
32 佐藤都志也 (さとう としや) 1998年1月27日生まれ
捕手で「トリプルスリー」が本気で狙える稀有な素材。ルーキーイヤーをずっと一軍で過ごした。1打席勝負の代打出場で、初球からフルスイングする姿が清々しかった。経験値を蓄積して近い将来の正捕手を狙う。 (伊)
39 吉田裕太 (よしだ ゆうた) 1991年7月21日生まれ
「イケメン」と呼ばれる。筋肉美も素晴らしい。昨季公式戦は1試合・1打席。あまりにも寂しいではないか。「打てる捕手」は君の代名詞ではなかったか。田村は進化し、大勢の後輩が襟首を掴んでくる。勝負の8年目。 (伊)
45 宗接唯人 (むねつぐ ゆいと) 1994年7月6日生まれ
約四半世紀ぶりの、亜細亜大学からマリーンズに入団した選手。珍しい苗字でライトなファンの間でも知名度は高いが、なかなか一軍で見られないまま5年目。打撃力を活かし、捕手にこだわらず出場機会を窺う。 (み)
53 江村直也 (えむら なおや) 1992年5月6日生まれ
マリーンズの「愛すべきM」、周囲も認めるムードメーカー。昨シーズンは二木の完封にも貢献し、出場機会は少ないながらも存在感は示した。捕手陣の中で一番プロ野球歴が長い立場になる今年は、勝負の年。 (み)
99 柿沼友哉 (かきぬま ともや) 1993年5月12日生まれ
ソフトバンク・周東をも刺す強肩捕手。若手投手と組むことが多く、投球後すぐに寄り添って優しく助言する姿はおなじみの光景。ちなみに細い目を更に細くして笑う「エンジェルスマイル」の愛らしさはあまりにも有名。 (さ)
【内野手】
00 鳥谷敬 (とりたに たかし) 1981年6月26日生まれ
8月ソフトバンク戦のサヨナラホームインはじめ、要所要所でさすがの輝き。若い野手が多いチームにあって練習からベンチの態度もすべてがお手本。もちろん試合でももっと活躍してもらっても構わない。 (み)
4 藤岡裕大 (ふじおか ゆうだい) 1993年8月8日生まれ
やっぱりレギュラーとしてはバッティングが物足りない、と言わざるを得ない……2位を決めた西武戦での決勝ホームランなど、いいところで打つ印象はある。いいところを作るほうでの活躍も期待してる。 (み)
5 安田尚憲 (やすだ ひさのり) 1999年4月15日生まれ
井口ロッテ希望の光。与えられた4番の席と実力の狭間でもがいた昨季を経て、聡明な彼は今季何を思いどんな活躍を見せるか。ちなみに年齢に見合わぬ落ち着きを見せる安田の理想のデートは、京都の嵐山での食べ歩き。 (さ)
8 中村奨吾 (なかむら しょうご) 1992年5月28日生まれ
昨年も頭部死球を受けながら3年連続全試合出場中のタフガイ。大地がいない内野陣で、ピンチで率先して投手に声をかける姿もよく見た。今年はキャプテン。態度でも、成績でもチームを引っ張る存在でいてほしい。 (み)
13 平沢大河 (ひらさわ たいが) 1997年12月24日生まれ
非凡なセンスを持ちながら黙々と努力する姿を、ずっと見てきた。だからこそ一進一退のループから抜け出せないのがもどかしい。次世代スターがどれだけ控えていようとも、最初の輝きが平沢でなければ、嫌だ。 (さ)
23 三木亮 (みき りょう) 1991年10月25日生まれ
ロッテファンなら一度はやってみたい三木ジャンプ。観戦スタイルがどうなるかもあるけれど、そもそも守備要員ではチャンスが少ない。「幕張寿司」再オープンに伴う忙しさもあるだろうが、打つ方での活躍も願ってる。 (み)
40 福田光輝 (ふくだ こうき) 1997年11月16日生まれ
大阪桐蔭出身の選手の多くがそうであるように、彼の目にも諦観の光が宿っている。その視線の先には自身のあるべき姿がはっきりと映っているはず。2年目。フルスイングにも内野守備にも、一層の磨きを掛ける。 (伊)
44 井上晴哉 (いのうえ せいや) 1989年7月3日生まれ
「気は優しくて力持ち」を地でいく日本人最重量スラッガー。昨季、ピンチのチームを救うサヨナラ安打を放って流した涙の美しさは語り草。ちなみにファンサービスをしてくれる彼からは爽やかでとてもいい匂いがする。 (さ)
50 松田進 (まつだ しん) 1994年8月29日生まれ
二軍ではそこそこの成績を残すも、急遽呼ばれた一軍では出場の機会無しの悔しさを晴らしたい。去年のキャンプはルーキーだった藤原と同室で、ユニフォームの裾の出し具合についてアドバイスを送る一面も。 (み)
54 B.レアード (ぶらんどん・れあーど) 1987年9月11日生まれ
腰痛の癒えた主砲が帰ってきた。好きな言葉は“Control what you can control”。凡フライを悔やみ心乱す前に、彼はいつも一塁へ全力疾走する。「幕張寿司」に再び暖簾がかかる。 (伊)
55 A.エチェバリア (あでいにー・えちぇばりあ) 1989年4月15日生まれ
米ブレーブスから移籍
二、三、遊を守れる万能の内野手。長く、しなやかな手脚を生かして守備範囲は広く、強肩はマーリンズ時代に同僚のイチローを唸らせた。広角に打てる好打者の印象。マーティンとのキューバ・コンビに期待大。 (伊)
57 小川龍成 (おがわ りゅうせい) 1998年4月5日生まれ
國學院大學からドラフト3位入団
開幕スタメンを目指すルーキー。体格こそ大きくないけれど、身体能力が高く、逆立ちで30メートル歩けるそうな……守備では高校時代からスタートの1歩にこだわる。プロ野球人生も、いいスタートを切れるか。 (み)
67 茶谷健太 (ちゃたに けんた) 1998年1月16日生まれ
日々準備を怠らず、少ない好機に必ず結果を残してきた。「ユーティリティ」という語感を翻す質の高いプレーに、一度底辺を見た人間の泥臭さが加わる。キャンプ初日の故障離脱が残念。早く正遊撃手争いに加わって! (伊)
68 西巻賢二 (にしまき けんじ) 1999年4月22日生まれ
昨季テスト入団からチャンスを掴んだ期待株。小柄な体で必死に白球に食らいつく姿はつい応援したくなってしまう。パワフルな打撃に期待がかかるが、激戦の遊撃レギュラー争いに守備でどこまで健闘できるかも楽しみ。 (さ)
【外野手】
0 荻野貴司 (おぎの たかし) 1985年10月21日生まれ
2020シーズンの藤原や和田の活躍は、近い未来のマリーンズの外野陣の未来を彷彿とさせた。でもやっぱり、谷保さんの「1番、センター、荻野、貴司~」を聞くと、なんだか安心する。今年こそ盗塁王を。 (み)
1 清田育宏 (きよた いくひろ) 1986年2月11日生まれ
本当に、本当にどう語っていいかロッテファンにもわかりません。短期決戦やツボにはまったときの凄さは知ってる。何度もいいところで打ってくれた。けれど、もう一度スタジアムで声援を送れるか、自信がない。 (み)
2 藤原恭大 (ふじわら きょうた) 2000年5月6日生まれ
豊かな才能とスター性を十分に自覚し、更なる高みへ至るための努力を怠らない。恐るべき20歳の青年はコロナ禍さえ飛躍の舞台装置にした。レギュラー獲り射程圏内。洞察は海のように深く、俯瞰は宇宙をも捉える。 (伊)
3 角中勝也 (かくなか かつや) 1987年5月25日生まれ
「球場外」で世間を賑わせたチームのあれこれもさらりとネタにする強メンタルの持ち主。昨季代打打率.333を記録し選手会長経験もあるベテランは、若い選手の多い今のチームにおける影の精神的支柱となっている。 (さ)
7 福田秀平 (ふくだ しゅうへい) 1989年2月10日生まれ
昨季FA加入し、大人しい選手の多いチームを鼓舞して安田ら若手に好影響を及ぼした。ファンにとって大切な背番号である「7」も明るく誠実な人柄によってすんなり受け入れられたが、今季こそは成績で認められたい。 (さ)
10 加藤翔平 (かとう しょうへい) 1991年3月28日生まれ
昨季はイースタン打率王も、入団8年の彼にとっては不名誉だったのでは。良くも悪くも何を起こすかわからないハラハラドキドキ感が加藤の魅力だが、そろそろ安定感をもって一軍ポジションを不動のものとしてほしい。 (さ)
25 岡大海 (おか ひろみ) 1991年7月15日生まれ
その身体能力は本人の手にも余るのか。「スーパーサブ」と言われれば耳触りはいいが、代走や守備固めで終わって良いはずがない。「力を出し切らないプレーをすることこそを怖れなさい! ひろみ、よくって?」。 (伊)
31 菅野剛士 (すがの つよし) 1993年5月6日生まれ
顔が似ていることから「ロッテのポニョ」と呼ばれ二言目にはかわいいと言われるが、本人はどこか納得いかない様子。チーム屈指の出塁率とソフトバンク・中村晃に師事して磨いた打撃で、今季は頼もしいと言われたい。 (さ)
38 髙部瑛斗 (たかべ あきと) 1997年12月11日生まれ
実家近くの坂道で鍛えた脚力とバットコントロールが自慢で、井口監督も認める努力家。SNSはほとんど更新しないが、美容師の兄の宣伝とファンからの応援に対する感謝の投稿だけは欠かさない、潔く義理堅い男。 (さ)
51 山口航輝 (やまぐち こうき) 2000年8月18日生まれ
希少な右の大砲候補。中学時代の「お~いお茶新俳句大賞」入選が徐々に知れ渡り、取材のたびに最新句を求められては汗をかきかき答えるノリの良さが微笑ましい好青年。今季は成績・キャラクター共にブレイクの予感。 (さ)
59 西川僚祐 (にしかわ りょうすけ) 2002年4月19日生まれ
東海大相模高からドラフト5位入団
名門東海大相模で1年の夏から4番を打った主人公感。186cm98㎏の堂々たる体躯は、外野手登録の選手の中では最重量。永野スカウト部長が夢見たというマリンでの場外ホームランを、ファンも楽しみにしている。 (み)
63 和田康士朗 (わだ こうしろう) 1999年1月14日生まれ
昨季は開幕前に育成から支配下へ、自慢の脚力で代走の切り札として文字通りシーズンを駆け抜けた。恥ずかしがり屋で寡黙な彼が密着取材で小さく呟いた「自分の塁で走りたい」という言葉が今季の思いの強さを物語る。 (さ)
79 L.マーティン (れおねす・まーてぃん) 1988年3月6日生まれ
守備と足を売りにメジャーで生きてきた彼が、日本で求められるのは打撃だからと自発的に体重を増やして帰ってきた1年目のオフ、ファンは彼について行くと決めた。今季は何回「YES!マーティン!」が聞けるか。 (さ)
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[マリーンズ執筆担当者紹介]
みはまさぶろう(み)
週刊誌に載った某選手のLINEに既視感を感じた元サレ夫の哀しきバツイチサラリーマン。守備位置は一塁。これまでの思い出を喜びで塗り替えるべく、声援を送り続ける。
さーちゃん(さ)
井口資仁選手の劇的な引退試合を目撃したのち、井口監督就任を機にロッテファンに。先日アラサーにして早過ぎる五十肩デビュー。リハビリはキャッチボールに取り組む予定。
伊勢屋(伊)
少年期の阪急ブレーブス以来、40年ぶりに特定の球団を推すことに決めた55歳。朗希に山口高志を、和田に福本豊を重ねる。球団を問わず高卒入団捕手を偏愛します。
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https://yakyu.bunshun.jp/blogs/9cba52e26b67/
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