[はじめに]
福岡に移転して今年で33年目。いまや12球団無敵の若鷹軍団、日本シリーズ5連覇を目指す福岡ソフトバンクホークスの選手たちを徹底紹介。強いだけじゃない! 今シーズンのスローガンの如く、選手ひとりひとりがどこまで「鷹く!(たかく)」、羽ばたくのか目が離せない。今季も毎試合が「鷹の祭典」になる!
(ホークス執筆チーム監督:ミヤウチマサヒト)

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【投手】

2 C.スチュワート Jr. (かーたー・すちゅわーと・じゅにあ) 1999年11月2日生まれ
MLBドラフト1巡目指名を蹴って日本球界へ。凄腕代理人のスコット・ボラスがNPBに送り込んだ有望株。まだ制球難だが今年は鮮烈な一軍デビューを期待。来日当初は日本食が合わなかったが、カレーが好物に。 (ミヤウチ)

10 大竹 耕太郎 (おおたけ こうたろう) 1995年6月29日生まれ
熊本育ちで子供の頃からホークスファン。文武両道の名門・済々黌では夏春連続で甲子園出場。早稲田大学でも六大学リーグベストナイン。大学後輩の小島和哉(ロッテ)、早川隆久(楽天)との投げ合いに期待。 (ミヤウチ)

11 津森 宥紀 (つもり ゆうき) 1998年1月21日生まれ
プロ初登板を無死満塁の場面で迎えいきなり被弾するも、これが日本プロ野球史上初。「自分が一人目ってことで、いいっすね」と笑顔で答えた強心臓の持ち主。新人初勝利も最初に上げ、良不両運を持つ男。 (たみお)

13 二保 旭 (にほ あきら) 1990年5月18日生まれ
育成出身でTJ手術も経験、中継ぎ、ショートスターター、そして先発へ。多彩な変化球と強いメンタルが武器。セットポジション時クイック投法の速い投手として吉井理人氏(現ロッテコーチ)が修士論文に取り上げた。 (たみお)

16 東浜 巨 (ひがしはま なお) 1990年6月20日生まれ
2020年開幕投手で復活。2017年最多勝でリーグ優勝に貢献。亜細亜大野球部初の投手主将。部屋子の後輩・山崎康晃(DeNA)にツーシームを教えた。プロ通算50勝に王手。趣味は釣り。 (ミヤウチ)

17 岩嵜 翔 (いわさき しょう) 1989年10月21日生まれ
2夜連続逆転本塁打を浴びてクビを覚悟したが、8月の長女誕生で「僕も生まれ変わるんだ」とフォームを見直し復活。10月以降は安定した。チーム屈指のゴルフの腕前を誇るが、引退後の夢は駄菓子屋さんになること。 (たみお)

18 武田 翔太 (たけだ しょうた) 1993年4月3日生まれ
「九州のダルビッシュ」と呼ばれた2011年ドラフト1位右腕。通算59勝、2年連続2桁勝利から5年。昨季は右肘手術から復活も腹部にライナーが直撃する不運。今季は完全復活を目指す。趣味は将棋とゴルフ。 (ミヤウチ)

20 甲斐野 央 (かいの ひろし) 1996年11月16日生まれ
高校までは二刀流。東洋大同級生の上茶谷(DeNA)、梅津(中日)と並び東洋大三羽烏。2019年は新人デビューから13試合連続無失点はNPB記録、侍Jで好投も、2020年は右肘故障で登板0、復活を期待。 (ミヤウチ)

21 和田 毅 (わだ つよし) 1981年2月21日生まれ
若手の台頭や外国人の調子次第ではあるが、40歳で迎える今シーズンも先発ローテ入りへ。安定したピッチングは頼りになる。2005年から始めた自身の成績に応じたワクチン支援など社会貢献活動も活発に行う。 (たみお)

25 田中 正義 (たなか せいぎ) 1994年7月19日生まれ
2016年ドラフト1位も怪我に苦しみ一軍登板はわずか11試合。昨シーズンは右肘痛で出遅れるも終盤二軍戦に復帰し、150km/h台の力強いストレートを投げ復調の兆しも見えてきた。まずは一軍での登板を目指す。 (たみお)

26 C.レイ (こりん・れい) 1990年7月1日生まれ
米カブスから移籍
2021年新加入。米国アイオワ州出身、MLBで通算8勝。2019年は米国マイナー3Aで最多勝の実力。ダルビッシュ有とはシカゴ・カブスで同僚。日本でプレーしたい希望が叶った。 (ミヤウチ)

28 高橋 礼 (たかはし れい) 1995年11月2日生まれ
2019年は先発中心に12勝で新人王、2020年は中継ぎで23ホールド。長身から繰り出すアンダースローへの転向は中学3年生から。とにかくテンポがいい投球と浮き上がる速球で、先発復帰を目指す。 (ミヤウチ)

29 石川 柊太 (いしかわ しゅうた) 1991年12月27日生まれ
速球とパワーカーブを武器に、昨シーズン最多勝利と最高勝率の2冠に加えスピードアップ賞も受賞。投球間隔は9秒以下とテンポの良い投げっぷりも持ち味。自他共に認める“モノノフ”で、登場曲はももクロの曲のみ。 (たみお)

34 椎野 新 (しいの あらた) 1995年10月10日生まれ
チーム日本人最高の身長。国士舘大学3年時には二部リーグ優勝に導いた右腕。新潟出身で、雪合戦で鍛えたという制球力で、自身初の開幕一軍を勝ち取り、再び勝利の方程式に食い込みたい。趣味はDVD鑑賞。 (ミヤウチ)

35 L.モイネロ (りばん・もいねろ) 1995年12月8日生まれ
野球選手にしては細身だが、左腕にして150km/h台の力強いストレートと大きく曲がるカーブを繰り出す8回の男。母国の先輩デスパイネに可愛がられ、真面目で謙虚な人柄でプロ意識も高い。愛称は「ティト」。 (たみお)

37 N. マルティネス (にっく・まるてぃねす) 1990年8月5日生まれ
日本ハムから移籍
今シーズン日本ハムより移籍。多彩な変化球と安定した制球力が持ち味。来日初年度2桁勝利したが翌年は怪我のため出場はなく、昨シーズンも振るわなかった。日本での経験は豊富なので環境を変えて復活が期待される。 (たみお)

38 森 唯斗 (もり ゆいと) 1992年1月8日生まれ
兄貴分・サファテの代役から通算100ホールド・100セーブを記録、昨年からチーム史上最高年俸(4.6億円の4年契約)に。漁師の父親に漁船(「唯斗丸」)をプレゼント。自らも漁船に乗り込んだ経験あり。 (ミヤウチ)

39 尾形 崇斗 (おがた しゅうと) 1999年5月15日生まれ
育成出身の速球派右腕。持ち球が似ていることから「千賀二世」と期待されている。昨シーズンの一軍初登板は1回3失点のほろ苦デビュー。真面目で努力家のうえ、見せ所も心得ているプロ向きな性格も魅力的。
(たみお)

40 杉山 一樹 (すぎやま かずき) 1997年12月7日生まれ
長身からの剛速球は先輩の千賀も認めた「千賀二世」。2020年の日本シリーズでは157km/hの速球で存在感。自身のグラブに文字の刺繍を入れており、「牛一頭」から今年は「男は鶏胸肉」。特技はけん玉。 (ミヤウチ)

41 千賀 滉大 (せんが こうだい) 1993年1月30日生まれ
地元スポーツ店店主の薦めで育成指名を受けたシンデレラボーイは今や日本を代表する投手に。コンディション不良の発生とポスティングを要望するのは毎年の恒例行事化している。果たして“モノノフ”の夢は叶うか。 (たみお)

47 髙橋 純平 (たかはし じゅんぺい) 1997年5月8日生まれ
ドラ1ながら結果を出せずクビも覚悟。ようやく覚醒したかと思いきや、昨シーズンは右腕痛で一軍出場なし。母は理学療法士、姉は看護師で、コロナ対策はバッチリ。自炊生活にも慣れ、捲土重来を期する。 (たみお)

48 渡邉 雄大 (わたなべ ゆうた) 1991年9月19日生まれ
名前は「ゆうだい」でなくて「ゆうた」。青山学院大学ではリーグ戦登板機会なしも、BCリーグから育成契約へ。変則左腕で支配下登録を勝ち取り、2020年、待望の一軍登板も左肘故障。今季は初勝利を目指す。 (ミヤウチ)

49 古谷 優人 (ふるや ゆうと) 1999年2月19日生まれ
三軍戦で未公認ながら左腕日本最速160km/hを記録した速球派。血行障害に悩まされながらも昨シーズン一軍初登板を果たした。課題である制球難の克服が一軍定着の鍵。障害のある妹を大切にする心優しい兄でもある。 (たみお)

50 板東 湧梧 (ばんどう ゆうご) 1995年12月27日生まれ
名門・鳴門高校で甲子園に4度出場。JR東日本の先輩、摂津正の背番号を継承。端整な顔立ちでKing Nuをこよなく愛する。「バンカサ」コンビの笠谷俊介とは釣り仲間。2020年8月にプロ初勝利。 (ミヤウチ)

53 泉 圭輔 (いずみ けいすけ) 1997年3月2日生まれ
5歳の頃モーニング娘。のライブを見てアイドルにハマりAKB48を経て現在は乃木坂46のファン。これまでの登板は全て中継ぎだが平成最後の勝利投手になる強運の持ち主。自分のグッズを作るよう球団に要望した。 (たみお)

56 田浦 文丸 (たうら ふみまる) 1999年9月21日生まれ
地元・大野城市出身。熊本・秀岳館で4季連続で甲子園へ。1年先輩の捕手、九鬼隆平ともバッテリーを組んだ。U-18でベストナイン。ダルビッシュ有も感心する独特な軌道を持つチェンジアップで一軍定着へ。 (ミヤウチ)

57 嘉弥真 新也 (かやま しんや) 1989年11月23日生まれ
ワンポイントから1イニングを任され「左キラー」の異名を持つ左腕。パワーピッチャーが多いホークスにあって、サイドスローから繰り出す多彩な変化球が持ち味。石垣島出身で親戚は130人とも200人とも。 (たみお)

58 D. サファテ (でにす さふぁて) 1981年4月9日生まれ
2017年、NPB記録の54セーブでMVP。NPB外国人最多の通算234セーブ。3度のセーブ王はパ・リーグ最多タイ。敬虔なクリスチャン。右股関節手術の影響で現役引退を示唆も今季は復活に懸ける。 (ミヤウチ)

61 奥村 政稔 (おくむら まさと) 1992年8月14日生まれ
26歳妻子持ちで入団したルーキーは、怪我のため休んだり一軍と二軍を行ったり来たりの2年間だった。体の強さを身につけたいと、オフには守護神森の自主トレに参加。2人目の子も誕生し、今シーズンこそ一軍定着。 (たみお)

63 川原 弘之 (かわはら ひろゆき) 1991年8月23日生まれ
左肩、左肘と2度の手術のため育成選手になるが、再び支配下となったプロ12年目。速球派左腕ながら制球難を克服できずにいたが、漸く安定感が出てきた。モイネロ、嘉弥真に次ぐ左の中継ぎ3本目の柱となるか。 (たみお)

66 松本 裕樹 (まつもと ゆうき) 1996年4月14日生まれ
2014年ドラフト1位。投手ながら高校通算54本塁打。プロ初勝利は地元・横浜のハマスタで挙げた。2020年はシーズン未勝利も、日本シリーズで初登板・初勝利。奥様は元SDN48の甲斐田樹里。 (ミヤウチ)

67 笠谷 俊介 (かさや しゅんすけ) 1997年3月17日生まれ
昨シーズン初勝利を挙げると、ショートスターターを経て先発ローテ入り。ベテラン和田を師匠と仰ぎ、高校の1年後輩カープ森下からチェンジアップの握りを教わるなど貪欲さも見せる。ムーアの穴を埋められるか。 (たみお)

70 田上 奏大 (たのうえ そうた) 2002年11月26日生まれ
履正社からドラフト5位
2020年ドラフト5位。名前は「そうた」、あだ名は「ジェリー」。履正社3年時に外野手から投手に転向。病気の母のためにプロ入りを決断。鷹OBの叔父・田上秀則(捕手)の背番号70を継承。UFOを信じる。 (ミヤウチ)




【捕手】

12 髙谷 裕亮 (たかや ひろあき) 1981年11月13日生まれ
和田、サファテと並びチーム最年長。社会人野球を経て22歳で大学入学。グラシアルがホームランを打った時にベンチでKOされる役。近年、「抑え捕手」の評価が高く、日本シリーズで2年連続胴上げ捕手に。 (ミヤウチ)

19 甲斐 拓也 (かい たくや) 1992年11月5日生まれ
昨シーズンより野村克也さん直々に望まれて「ホークス19番」を背負った。その勇姿を見せることはできなかったが、リーグ優勝・日本一の正捕手となって恩返しをした。2桁本塁打を打つ力はあるので残るは打率向上。 (たみお)

22 牧原 巧汰 (まきはら こうた) 2002年7月13日生まれ
日大藤沢からドラフト3位
2020年ドラフト3位。日大藤沢では高校通算29本塁打、110mの強肩で高校No.1捕手と呼び声が高かった。愛読書は古田敦也氏の著書。工藤監督も惚れ込んだ打撃力で一軍と侍ジャパンで正捕手を目指す。 (ミヤウチ)

31 栗原 陵矢 (くりはら りょうや) 1996年7月4日生まれ
長打力、走力を兼ね備えた捕手ながら甲斐の壁は厚く、一塁、外野も守り、ほぼ全試合に出場した。タティスJr.のパフォーマンスのモノマネから生まれた自身のコラボメニュー“ケバブサンド”も大人気商品に。 (たみお)

45 谷川原 健太 (たにがわら けんた) 1997年4月16日生まれ
強肩強打で俊足の捕手だが、層の厚い捕手陣に阻まれて守備範囲を広げ、投手以外全ポジションを守れるユーティリティプレーヤーとなった。打撃でアピールして一軍デビューを目指す。ディズニーランド大好き人間。 (たみお)

62 海野 隆司 (うみの たかし) 1997年7月15日生まれ
強肩強打の捕手。東海大3年時に首都大学リーグで首位打者、4季連続リーグ優勝。大学生侍ジャパンでも正捕手。新人ながら一軍で初スタメンマスクを被ったが、2年目の今季はプロ入り初ヒットを目指したい。 (ミヤウチ)

65 九鬼 隆平 (くき りゅうへい) 1998年9月5日生まれ
九鬼水軍の末裔にして、父は「やまびこ打線」時代の池田高校捕手。捕手として最初の師匠は父だった。プロ初打席は頭部死球、初安打は初スタメン初本塁打と、良くも悪くも印象的。昨シーズン終盤頚椎を手術。 (たみお)




【内野手】

00 川瀬 晃 (かわせ ひかる) 1997年9月15日生まれ
チーム最軽量。名前は「ひかる」。弟・堅斗はオリックス育成指名。高校では元投手、森下暢仁(広島)と同級生、笠谷俊介は先輩。2020年は自己最多の70試合に出場。特技はけん玉と卓球。愛称は「コボちゃん」。 (ミヤウチ)

0 髙田 知季 (たかた ともき) 1990年5月6日生まれ
苗字が「たかた」なので、あだ名は「ジャパ」。社会科の教育免許を持つ男。守備はチームでもトップクラスだが、2020年は左足首のケガで一軍出場なし。特技はバスケとサッカー。 (ミヤウチ)

5 松田 宣浩 (まつだ のぶひろ) 1983年5月17日生まれ
チームのムードメーカー「マッチ」の愛称は、ホームランパフォーマンス“熱男コール”が定着して今や「熱男」に。16年目のベテランだが衰え知らずの脚力が定位置確保最大の強み。今季はホームラン数にこだわる。 (たみお)

6 今宮 健太 (いまみや けんた) 1991年7月15日生まれ
2009年ドラフト1位。明豊高校では高校通算62本塁打の二刀流で、花巻東の菊池雄星との対戦で甲子園を沸かせた。長打の魅力を取り戻し、今季は初の3割・20本塁打超え、GG賞復活受賞を期待。実家はお寺。 (ミヤウチ)

8 明石 健志 (あかし けんじ) 1986年1月9日生まれ
北海道生まれのホークスファン。現役の生え抜きではチーム在籍期間最長で、もはや野手唯一のダイエー戦士。ユーティリティプレイヤーで年俸1億円に到達。バック宙ホームインも記憶に新しい。趣味は買い物。 (ミヤウチ)

23 周東 佑京 (しゅうとう うきょう) 1996年2月10日生まれ
2年連続盗塁王獲得には打率向上が至上命題。昨シーズンは内野・外野とユーティリティに守ったものの失策も多く、定位置確保が望まれる。本多雄一(現コーチ)引退以降空席が続く正二塁手の座に就くことができるか。 (たみお)

27 Y. グラシアル (じゅりすべる・ぐらしある) 1985年10月14日生まれ
軍隊系教育機関出身のためか、キューバ人ながら陽気なカリビアンというより物静かで質実剛健。真面目で練習熱心なだけでなくチームメートにもよく声をかけており、言葉はわからなくても気持ちは伝わると信頼も篤い。 (たみお)

33 増田 珠 (ますだ しゅう) 1999年5月21日生まれ
手術明けの昨シーズン、二軍戦に出場できるほどになってきた元気印。実家は福山雅治の近所で小中学の先輩。ラジオ番組で福山からエールを送られたことがある。その縁で登場曲は彼の「I am a Hero」。 (たみお)

36 牧原 大成 (まきはら たいせい) 1992年10月15日生まれ
地元・久留米出身、千賀・甲斐と育成同期で三軍1期生。内外野どこでも守れる。2020年開幕、二塁スタメンも、周東佑京らの台頭があり、今季はレギュラー再奪取を目指す。カラオケ好きで、インスタ番長。 (ミヤウチ)

43 井上 朋也 (いのうえ ともや) 2003年1月28日生まれ
花咲徳栄からドラフト1位
高校通算50本塁打を放った強肩強打の内野手で、今宮以来の高卒内野手ドラフト1位ルーキー。ポスト松田と期待されている。大舞台に強く、緊迫した場面でも緊張しないとは本人の弁。好きな食べ物はもんじゃ焼き。 (たみお)

46 川原田 純平 (かわらだ じゅんぺい) 2002年5月21日生まれ
青森山田からドラフト4位
2020年ドラフト4位。岩手・花巻出身。小柄だがパワーと脚力がある遊撃手。高校先輩の三森大貴と切磋琢磨し、幼少からのファンだった今宮健太の後継者として、ゴールデングラブ賞を目指す。 (ミヤウチ)

52 リチャード (すながわ・りちゃーど) 1999年6月18日生まれ
苗字は砂川、兄もマイナーリーガー。2020年は沖縄の先輩、山川穂高(西武)の共同自主トレに参加で支配下登録を勝ち取ると、ファームで本塁打王と打点王。今年は初の一軍昇格を目指す。趣味はバスケと釣り。 (ミヤウチ)

55 野村 大樹 (のむら だいじゅ) 2000年9月10日生まれ
一般入試で同志社中学に入学するも野球のために早稲田実業を高校受験した文武両道の努力家。上背はないが長打力があり高校通算68本塁打。高卒1年目初打席初安打は球団初。父との約束「5年以内に一軍定着」へ。 (たみお)

68 三森 大貴 (みもり まさき) 1999年2月21日生まれ
子供の頃、王会長を真似て一本足打法に。青森山田では堀岡隼人(巨人)と甲子園へ。ファームでは2019年に21盗塁、2020年は首位打者と最高出塁率。高校後輩の川原田純平と一軍定着を争う。特技はサッカー。 (ミヤウチ)

69 小林 珠維 (こばやし じゅい) 2001年5月7日生まれ
その高い身体能力から“柳田の長打力と周東の足を持つ”と期待の大型内野手。足腰の強さはスケートで鍛えた道産子ならでは。年上から可愛がられる弟キャラだが、中学時代に大怪我を乗り越えたメンタルの強さも持つ。 (たみお)

99 川島 慶三 (かわしま けいぞう) 1983年10月5日生まれ
俊足巧打で内外野を守れるユーティリティプレーヤー。昨シーズンプロ15年目にして初めて4番に座り2安打と起用に応えた。ヤクルト時代のチームメート・バレンティンに背番号「4」を譲り「99」を背負う。 (たみお)




【外野手】

4 W. バレンティン (うらでぃみーる・ばれんてぃん)
 1984年7月2日生まれ
NPBシーズン最多本塁打(60本)記録保持者。移籍で出場機会も減り、インスタに古巣のユニ姿の写真を掲載、寂しい思いを吐露して物議を醸したが、今季はNPB通算300本塁打・1000安打を目指す。 (ミヤウチ)

7 中村 晃 (なかむら あきら) 1989年11月5日生まれ
自律神経失調症から完全復活した選手会長。帝京高校出身ながら「リアル野球盤」への出演を断り続けたが、ヤフオクドーム開催となった2018年ついに出場。石橋貴明と共に「帝京魂!」と叫ぶも以後出演はない。 (たみお)

9 柳田 悠岐 (やなぎた ゆうき) 1988年10月9日生まれ
「ギータ」の愛称で親しまれる昨年のパリーグMVP。体勢を崩されながらもスタンドに運ぶ「変態打ち」はもはや職人芸。本塁打連動型の寄付活動を続けている。自他ともに認めるカープファンだが生涯ホークスを宣言。 (たみお)

24 長谷川 勇也 (はせがわ ゆうや) 1984年12月22日生まれ
2013年に最多安打とNPBで史上5人しかいないフルイニング出場の首位打者。あだ名は「もえちゃん」だが由来は明かせない。FA権を行使せずホークスに残留でもうひと勝負。趣味は盆栽。 (ミヤウチ)

30 佐藤 直樹 (さとう なおき) 1998年9月3日生まれ
外野手では41年ぶりとなるドラフト1位(2019年)。空手から野球へ転向、軟式野球部から報徳学園のレギュラーへ。強肩・俊足、課題の打撃は内川聖一(ヤクルト)に弟子入りで上向き。あだ名は「シュガー」。 (ミヤウチ)

32 柳町 達 (やなぎまち たつる) 1997年4月20日生まれ
中学シニアリーグで全国制覇、慶應大学では東京六大学リーグ1年春の開幕戦で本塁打を放ち、全102試合に出場、113安打を放ち、スター性は抜群。早慶戦で本塁打を打った早川隆久(楽天)との再戦が待たれる。 (ミヤウチ)

44 笹川 吉康 (ささがわ よしやす) 2002年5月31日生まれ
横浜商からドラフト2位
2020年ドラフト2位。高校時代は外野手兼投手の二刀流で高校通算40本塁打。「柳田二世」の期待大で、柳田のかつての背番号も引継ぎ、本人も「いつか超えたい」と抱負。特技はバレーボール。 (ミヤウチ)

51 上林 誠知 (うえばやし せいじ) 1995年8月1日生まれ
いつもはポーカーフェースの彼が、打てない自分の不甲斐なさに涙を見せた2017年のCSは今や伝説。昨シーズンの不振もメンタル面が原因と自己分析している。そこを変えられるかどうかが飛躍の鍵。 (たみお)

54 A. デスパイネ (あるふれど・ですぱいね) 1986年6月17日生まれ
本塁打後のハイキックでおなじみ、キューバの至宝。北京五輪で銀メダルに貢献、キューバ国内リーグで3度、NPBでも2チームで本塁打王。昨季はケガで離脱も日本シリーズでは1試合6打点のタイ記録。 (ミヤウチ)

59 水谷 瞬 (みずたに しゅん) 2001年3月9日生まれ
21世紀生まれの新成人でナイジェリア人の父を持つ長身俊足のパワーヒッター。入団会見では「日本人離れしたパワーを持つのでヤンキースのスタントンが目標」と言った。オフに自主トレを共にする松田を師匠と仰ぐ。 (たみお)

60 釜元 豪 (かまもと ごう) 1993年9月3日生まれ
将来の夢は小学校の先生だったが、育成契約から2016年ファーム盗塁王。2019年はプロ入り8年目で一軍初安打と初本塁打、2桁盗塁も記録。特技はサッカー。趣味はマンガ鑑賞。 (ミヤウチ)

64 真砂 勇介 (まさご ゆうすけ) 1994年5月4日生まれ
「右の柳田」であだ名は「ミギータ」。高校通算52本塁打。2016年WBSC U-23 W杯でMVP。2019年ファーム盗塁王。2020年は自己最多の50試合出場、10月は打撃絶好調で3年ぶりの一発。 (ミヤウチ)



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[ホークス執筆担当者紹介]
ミヤウチマサヒト
プロ野球の記憶は79年から。 最初の推しはカープと江川卓。NPB 全球団OK。MLB 28球団の球場を巡礼。野球の歴史を数字と記憶で紐解く「野球歴史家」を目指す。

たみお
野球観戦デビューは後楽園ながら福岡と広島に住んでカープとホークスのファンに。勝って喜び、負けは忘れ、細く長くフラットなテンションで応援するのがマイスタイル。

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https://yakyu.bunshun.jp/blogs/9cba52e26b67/
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