[はじめに]
2位で終わりはしたけれど正直、猛牛には歯が立たなかった。だけどそろそろ雪辱したい。教えることを好まない指揮官は、選手各々が自らを超えてくるのを待っている。監督室で静かに「Blackbird」を爪弾きながら待っている。僕らも楽しみに待とう。逞しく成長した彼らが再び繰り広げる、想像を超えた「奇跡」を。
(マリーンズ執筆チーム監督:いせや)
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【監督】
21 吉井 理人 (よしい まさと) 1965年4月20日生まれ
昨年は監督初挑戦で2位。大学院でコーチング論を学び理論的な指導をする一方、CSでバント失敗後にタイムリーを打った安田に手を合わせて謝る等、お茶目な一面も持つ。監督が雷を落とすと怖いが、本人も雷が怖い。 (ス)
【投手】
11 澤村 拓一 (さわむら ひろかず) 1988年4月3日生まれ
2020年に1.71の防御率が昨季は4.91。被弾も多かった。衰え? 血管系疾患の影響? 本人は日々黙って筋肉とオーラをぶ厚く強固にする。両手にバーベル、心に義侠。 マウンドで仁王立ちする背中に人生。 (い)
14 小島 和哉 (おじま かずや) 1996年7月7日生まれ
中学の頃からE-girlsのファンで、年末のDream Amiとのラジオ対談はCSより緊張したらしい。自己評価が厳しいのはLDHの影響だったのか? それはそうと、今季は押しも押されもせぬローテの軸だ。 (い)
15 美馬 学 (みま まなぶ) 1986年9月19日生まれ
家族のために千葉に来て4年目のシーズンは3勝9敗と大きく負け越してしまった。8月には第2子となる長女が誕生。愛する子供に「パパってあんなにカッコいいんだ」と思ってもらえるピッチングを見せたい。 (ス)
16 種市 篤暉 (たねいち あつき) 1998年9月7日生まれ
昨季はトミー・ジョン手術から復活、988日ぶりの勝利、プロ入り7年目で自身初のオールスター選出、初の2桁勝利も、初の規定投球回数到達と最多奪三振のタイトルは逃した。先輩の石川歩、岡大海と並ぶサウナー。 (ミ)
17 佐々木 朗希 (ささき ろうき) 2001年11月3日生まれ
一部の人々はどうしても朗希を悪役に仕立てたいらしい。あの頃と同じだ。我儘でも恩知らずでもない。純粋で大きい夢と、現実的な思考を持った若者だ。杭も圧倒的に出てしまえば打たれない。自分も海も超えていこう。 (い)
18 二木 康太 (ふたき こうた) 1995年8月1日生まれ
2020年から背番号18を背負うも、昨年は一軍登板なしに終わった。ファンと公言する柏木由紀は、長年在籍のAKB48を今年4月に卒業予定。二木自身も一緒にエース“候補”から卒業してほしい。 (ス)
19 唐川 侑己 (からかわ ゆうき) 1989年7月5日生まれ
チーム初の高卒新人プロ初登板初先発初勝利、平成生まれの勝利投手第1号ももう34歳。昨季はプロ入り初のシーズン未勝利に終わった。今季は先発再転向でキャンプでスプリットを解禁。優勝のピースに加わりたい。 (ミ)
20 東條 大樹 (とうじょう たいき) 1991年8月15日生まれ
一昨年オフに右足首を手術。出遅れた昨季は8月まで二軍暮らし。昇格後も状態は一進一退で、11試合9.2回で被安打12、防御率7.45。プロ未経験の先発に挑戦中。今季はまっさらなマウンドに「東條登場」。 (い)
24 東妻 勇輔 (あづま ゆうすけ) 1996年4月4日生まれ
昨年は2021年に次ぐ防御率2.91を記録。ただ終盤はファーム落ちもした。ずっと一軍にいられれば、自ずとMAXの成績は残せるはず。弟・純平(DeNA)との対決は、次こそ一軍の舞台で実現させたい。 (ス)
28 菊地 吏玖 (きくち りく) 2000年6月13日生まれ
22年ドラ1の新人イヤーは一軍で先発1試合の登板。札幌大谷高校では投打二刀流でオフのファンフェスで満塁弾を放ち打撃センスも披露。今季は先発ローテ入りで応援してくれた亡き祖母にプロ初勝利を捧げたい。 (ミ)
29 西野 勇士 (にしの ゆうじ) 1991年3月6日生まれ
トミー・ジョン手術から3年。昨季は先発に戻り間隔を空けつつローテを守った。18試合117回を投げて8勝5敗。敵に主戦級が多く、味方打線の援護がない試合も多かった。防御率2.69、与四死球27は立派だ。 (い)
30 廣畑 敦也 (ひろはた あつや) 1997年12月3日生まれ
昨年は2度のブルペンデーで役割を果たし5/21にプロ初勝利を記録するも、その後2試合で失点し以降は一軍登板無し。勝負の3年目を河西三省さん風に言うなら「廣畑頑張れ、頑張れ廣畑、頑張れ、頑張れ」だろう。 (ス)
31 大谷 輝龍 (おおたに ひかる) 2000年7月11日生まれ
富山GRNサンダーバーズからドラフト2位
JFE東日本を2年で戦力外も、独立リーグ・富山で球速アップ、MAX159キロの速球を記録した「北陸の大谷さん」は、富山からは阪神・湯浅京己以来の支配下でのドラフト指名。早くもクローザー候補に名乗りだ。 (ミ)
33 八木 彬 (やぎ あきら) 1997年5月26日生まれ
一昨年は一軍で22試合で奪三振率8.46を残すも、昨年は登板自体が3試合に留まった。それでも二軍では、一昨年:10.69、昨年:8.23と高い奪三振率を記録。一軍でも相手をネジ伏せる投球が見たい。 (ス)
34 高野 脩汰 (たかの しゅうた) 1998年8月13日生まれ
出雲の国からやってきた左腕。出雲商業高校の大先輩に大野豊を持ち、地元の大先輩・和田毅の自主トレに参加、腹圧の大切さを知った。プロ初勝利、先発ローテ入りを狙う。「出雲三大サウスポー」を襲名できる活躍を。 (ミ)
35 田中 晴也 (たなか はるや) 2004年6月6日生まれ
二軍での実戦デビューは8月10日の浦和。10月までに5試合で計8回を投げた。防御率1.13は立派。昨季は体づくりに注力し、生命線の直球を磨いた。キャンプで野茂英雄から教わったフォークが武器になるか。 (い)
36 坂本 光士郎 (さかもと こうしろう) 1994年9月9日生まれ
昨年は1勝16ホールド、防御率3.21と言うキャリアハイの成績を残す。中でも9/30の西武戦、1死満塁2-0から登板し、2者連続三振を奪った姿に涙したのは益田だけではないはず。今年もブルペンを支える。 (ス)
37 小野 郁 (おの ふみや) 1996年10月23日生まれ
移籍した2020年から3年連続40試合登板をクリアし、2022年のオールスターでは代役出場ながら地元・福岡で三者連続三振の快投。昨季5月に右ひじ手術で苦しんだが、今季は本格復活を目指す。 (ミ)
40 西村 天裕 (にしむら たかひろ) 1993年5月6日生まれ
昨季開幕直前に移籍の右腕は球団記録タイの開幕から21試合連続無失点、自己最多の44試合登板、防御率1.25と大ブレイク。投球前の、ヘラクレスのように弓を引くポーズで胸郭を開くルーティンもお馴染みに。 (ミ)
41 J.ダイクストラ (ジェームス・ダイクストラ) 1990年11月22日生まれ
サザンメリーランド・ブルークラブス(米独立)から新加入
193cm・100kgは国吉とほぼ同サイズで、スタイルもパワーピッチ。直球は平均158km/h前後。メジャー未経験で、11年間マイナーと独立リーグで闘ってきた。苦労人かもしれない。頑張れ、ダイちゃん! (い)
42 C.C.メルセデス (クリストファー・クリソストモ・メルセデス) 1994年3月8日生まれ
巨人から移籍した昨年、4勝8敗ながらローテーションを守った。5/24、7/17にはマリンで救援するも、ブルペンから走ってマウンドに行ったらしく「メルセデスがメルセデスに乗る」は幻に終わったようだ。 (ス)
43 秋山 正雲 (あきやま せいうん) 2003年4月29日生まれ
千葉・流山出身で、高3夏の甲子園では二松学舎のエースとして完封勝利を挙げた。 同じ左腕の小島和哉の背番号を引き継ぎ、目標とする存在。昨季はファームで救援に転向したが、3年目の今季は一軍デビューを狙う。 (ミ)
46 岩下 大輝 (いわした だいき) 1996年10月2日生まれ
昨季は6月まで好調も、終盤に「胸椎黄色靱帯骨化症」と診断され手術を受けた。“ふるさと大使”を務める石川県内灘町が正月に被災し、今キャンプでは募金活動の先頭に立った。今季は選手会副会長としても牽引する。 (ミ)
47 鈴木 昭汰 (すずき しょうた) 1998年9月7日生まれ
3年目は出足で躓いた。5月と7月に2登板して打者12人に与四球4、被安打4(1本塁打)で、防御率20点台。二軍では27回で与四球4、奪三振33。メンタル? 松井裕樹(パドレス)との自主トレで何を学ぶ。 (い)
48 中村 稔弥 (なかむら としや) 1996年7月8日生まれ
昨年は17試合全てリリーフで3勝、防御率2.31と自己ベストの成績を残す。特に7/15、10/1はビハインドの場面で好投し、逆転勝利を呼び込んだ。球界を席巻する魔球「亜細亜ボール」を投げる1人である。 (ス)
49 本前 郁也 (もとまえ ふみや) 1997年10月2日生まれ
育成初の初登板初先発初勝利の左腕は昨季ファームでリーグ最多イニング登板、最多奪三振を記録も一軍では先発1試合登板のみ。今季は4年連続で和田毅との自主トレに参加もオープン戦で利き腕を骨折。焦らず復帰を。 (ミ)
52 益田 直也 (ますだ なおや) 1989年10月25日生まれ
昨季700試合登板を通過、NPB史上4人目の通算250セーブまであと32。だが、本当に欲しいのは優勝の美酒。若手の奮起を促す発言から透けて見える思い。能登半島地震の被災者に250万円の義援金を届けた。 (ミ)
53 木村 優人 (きむら ゆうと) 2005年6月1日生まれ
霞ヶ浦高からドラフト3位
最速150km/hの長身右腕は変化球も多彩。3兄弟の末っ子で長兄は日本通運の翔大。高3夏は茨城県決勝で9回に3点差を逆転され甲子園を逃した。3人の名を刺繍したグラブでキャンプに臨む。股関節がやや固め。 (い)
56 中森 俊介 (なかもり しゅんすけ) 2002年5月29日生まれ
3月初登板、4月初勝利、8月初先発。プロ初物尽くしの昨季。CSでは中継ぎで2勝。冬の豪州遠征でも自信を深めた。元来先発志望。「非常識な直球」に磨きをかけ、ローテ入りを狙う。規定投球回数が目標の4年目。 (い)
59 早坂 響 (はやさか おと) 2005年7月26日生まれ
幕張総合高からドラフト4位
松戸市生まれ。小学生の頃はファンクラブ「TEAM26」に入り、涌井(現中日)に憧れた。捕手から投手へ本格転向したのは高2秋。ひと冬で球速が20km/h近く上がった。好きなラーメンは東松戸駅前の鶏白湯。 (い)
60 横山 陸人 (よこやま りくと) 2001年8月5日生まれ
初勝利・初ホールド・初セーブ・初日本代表に、ブルペンデーの初先発でKOと、良い事も悪い事も経験できた。ライバルのドライアイ対策に、佐々木朗希経由でロート製薬さんに良い目薬をお願いしたらどうだろう。 (ス)
62 森 遼大朗 (もり りょうたろう) 1999年4月22日生まれ
4月に念願のプロ初勝利を挙げた。その後5度の先発機会に連敗。ストライク先行しても後手に回って自滅、が多かった。12月にクリーニングした右肘をしっかり治して、師匠・美馬と共にローテの一角に戻ってほしい。 (い)
64 J.フェルナンデス (ジュニオール・フェルナンデス) 1997年3月2日生まれ
ワシントン・ナショナルズ傘下から新加入
オンラインゲーム、スニーカー収集が趣味のドミニカン右腕はMLB通算50試合登板すべて救援で、初勝利はたった2球で挙げた。多彩な球種で奪三振率も高く、吉井監督は「長いイニングを」と期待。 (ミ)
66 澤田 圭佑 (さわだ けいすけ) 1994年4月27日生まれ
一昨年TJ手術を受けオリックスを退団。昨年ロッテに育成入団すると、7/27に支配下登録され2勝2セーブ6ホールド、防御率1.08の大活躍。もし澤田がいなかったらと思うと、どんな怪談よりもゾゾッとする。 (ス)
69 J.コルデロ (ジミー・コルデロ) 1991年10月19日生まれ
ワシントン・ナショナルズ傘下から新加入
約157㎞/hの高速シンカーを操るリリーバー。ヤンキースに所属していた昨年、大谷翔平を無安打に抑えている。日本食をよく食べており、挑戦したいのは回転寿司。活躍して「2代目寿司ボーイ」の誕生なるか。 (ス)
92 国吉 佑樹 (くによし ゆうき) 1991年9月24日生まれ
移籍1年目の救世主ぶりが印象的なぶん、ここ2年の不調が余計に目に付く。昨季は9月の3試合のみだったが、制御不能だった投球からずいぶん改善しているように見えた。老け込むには早い。四球を恐れず投げ込んで。 (い)
【捕手】
2 松川 虎生 (まつかわ こう) 2003年10月20日生まれ
常に表舞台の一昨年から一転、開幕早々に登録抹消された。10月までファームで99試合(捕手として75試合)に出場し、チーム最多の367打席に立った。「でっかくなって戻り」ましたと、正捕手争いに加わる。 (い)
27 田村 龍弘 (たむら たつひろ) 1994年5月13日生まれ
悩んだ末にFA残留した昨年、出場試合は一昨年の2試合から78試合に増えた。チームに貢献する打席は多い印象だが、打率.166は寂しい。ファンは高校時代の打棒を発揮する事を、まだ諦めてはいない。 (ス)
32 佐藤 都志也 (さとう としや) 1998年1月27日生まれ
高い盗塁阻止率を維持した反面、連打されると余計に配球が単調になって、ビッグイニングを作りやすい傾向も見受けられた。好青年すぎるのかもしれない。もう少し狡猾でよいのではないか。捕手にこだわるなら、尚更。 (い)
45 植田 将太 (うえだ しょうた) 1997年12月18日生まれ
昨年は一軍デビューを果たし、4試合に出場。本人は「目標が見つかったシーズン」と話し、全てにおいてのレベルアップを誓う。捕手のライバルは多いが、小学校時代の恩師・光山英和コーチに活躍する姿を見せたい。 (ス)
55 柿沼 友哉 (かきぬま ともや) 1993年5月12日生まれ
種市篤暉との「柿の種バッテリー」が3年ぶりに復活、種市が先発した12試合で先発マスクを被り二人で6勝を稼いだ。背番号と打撃フォームを変えて激戦の捕手争いに名乗りを挙げる。特技はバントと縄跳び。 (ミ)
65 寺地 隆成 (てらち りゅうせい) 2005年8月19日生まれ
明徳義塾高からドラフト5位
出身校によく似たピンストライプなのも縁か。高2まで内野手でU18では一塁を守った。「打てる捕手」だ。佐々木朗希の球を受けるのを楽しみにしている。両親は剣道日本一。好きなお菓子は「紗々(芳醇いちご)」。 (い)
【内野手】
00 池田 来翔 (いけだ らいと) 1999年12月11日生まれ
去年は5/6に昇格すると即2番サードでスタメン出場し2安打。5/9にはプロ初ホームランも放ったが、死球の影響もあり一軍定着とはならず。NTT関東に所属していた父を超える名選手へ、勝負の3年目。 (ス)
4 友杉 篤輝 (ともすぎ あつき) 2000年11月7日生まれ
ドラ2ルーキーは開幕2戦目に「2番・遊撃」でスタメンデビュー、初安打。7月は月間打率.417も8月以降に失速。オフに結婚を発表、今季は背番号を4に変えてプロ初アーチと遊撃のレギュラー獲りを目指す。 (ミ)
5 安田 尚憲 (やすだ ひさのり) 1999年4月15日生まれ
7月にサヨナラ打を3本。10月は犠打失敗後に適時打してみせ監督が苦笑。CSファイナルもサヨナラで決めた。一昨年とほぼ変わらぬ打撃成績で、得点圏打率だけが5分上がった。勝負強くなった? 将棋のおかげ? (い)
7 藤岡 裕大 (ふじおか ゆうだい) 1993年8月8日生まれ
プロ入り最低の成績に終わった一昨年。昨季CSファーストステージ突破を呼び込む同点3ラン本塁打は「幕張の奇跡」と呼ばれたが、規定打席未達ながらキャリアハイの打率・OPSを更新。今季は二塁に挑戦で新境地。 (ミ)
8 中村 奨吾 (なかむら しょうご) 1992年5月28日生まれ
寡黙にグラウンドに立ち続けた。歯痒さだけが残った。応援する方も、たぶん本人も。伸びない打率、増える併殺打。衰えか、足の不調か。「C」を外し、今季は三塁も守る。「中村のチーム」だ。笑ってよ、君のために。 (い)
10 上田 希由翔 (うえだ きゅうと) 2001年8月12日生まれ
明治大からドラフト1位
明治大では1年春から4番を打ち、4年で主将。東京六大学野球では通算83試合で同世代トップの96安打、74打点はリーグ歴代4位、明治史上最多。主将の象徴、背番号10でプロでもキャプテンシーと勝負強さを。 (ミ)
13 平沢 大河 (ひらさわ たいが) 1997年12月24日生まれ
昨季は春先に一軍昇格即、決勝弾。17試合連続出塁と持ち味も見せた。だが、二軍で無双しても一軍で苦しむ。吉井監督から「科学の目を入れては」と助言。こんなに心配される選手もいない。でもファンは待っている。 (ミ)
39 大下 誠一郎 (おおした せいいちろう) 1997年11月3日生まれ
現役ドラフトでオリックスから移籍した昨年、一軍では5安打に終わるも、大声を上げベンチを盛り上げた。病気の父に初ホームランのボールをプレゼントした心優しき男は、チームの為ならと、今年は捕手にも挑戦中。 (ス)
44 井上 晴哉 (いのうえ せいや) 1989年7月3日生まれ
115kgの巨漢は5月に盗塁を決めた。プロ10年で5年ぶり2個め。だけど昨季話題になったのはこの時くらい。長距離砲が32試合で1本塁打は寂しい。今季は打撃スタイルを変えるみたいだ。シン・アジャに期待。 (い)
57 小川 龍成 (おがわ りゅうせい) 1998年4月5日生まれ
ラジオで伊集院光さんが絶賛するほどの守備の上手さを誇るが、昨年は代走や守備固めとしての出番が多く打席数は一昨年の3分の1になってしまった。便利屋で終わらないために、打撃面でもハッスルしたい。 (ス)
67 茶谷 健太 (ちゃたに けんた) 1998年1月16日生まれ
昨季は移籍5年目で初の開幕一軍を掴み、5月には4番を経験、8月の月間打率は.368、内野全ポジションを守り、打席数、安打数はキャリアハイで完走。今季はユーティリティは卒業、遊撃のレギュラー獲りで勝負。 (ミ)
68 金田 優太 (かねだ ゆうた) 2005年2月12日生まれ
昨夏、浦和での印象は「細いわ」。名門校で鍛えた身体もプロの面々に囲まれるとまだまだ貧弱に見えた。1年目の昨季は二軍で70試合、229打数で.201。遊撃と三塁を半々くらいで守った。育成の勝又が好敵手。 (い)
99 N.ソト (ネフタリ・ソト) 1989年2月28日生まれ
DeNAから移籍
NPB在籍6年で161本塁打の長打力が健在なら、マリンの外までホームランを打ってくれるだろう。その相手がもし楽天の内投手ならば、スポーツ紙の1面は「ソトが内をマリンの外に打ち」と言う見出しになるかも。 (ス)
【外野手】
0 荻野 貴司 (おぎの たかし) 1985年10月21日生まれ
去年は2度の肉離れもあり、新人から13年連続で達成してきた2桁盗塁が途絶えてしまった。「客観的に僕が出ていたらダメ」と本人は言うが、易々と譲るつもりはないだろう。ロッテファンの心の故郷的存在。 (ス)
1 藤原 恭大 (ふじわら きょうた) 2000年5月6日生まれ
昨季は吉田正尚との自主トレで打撃開眼、交流戦途中迄は打率.290を維持も、夏場から成績は急降下。オフは「1年間戦うための準備」を掲げて肉体改造も、自打球で右膝蓋骨骨折の不運。夏場以降の復活を待つ。 (ミ)
3 角中 勝也 (かくなか かつや) 1987年5月25日生まれ
いまだ成長を続ける打撃職人は昨年、キャリアハイの9本塁打を放つ。その内の1本はホークスのオスナから劇的なサヨナラホームラン。一昨年には球場に乱入した鳥の大群を追い払い、2年連続“鳥”退治に成功中。 (ス)
22 G.ポランコ (グレゴリー・ポランコ) 1991年9月14日生まれ
MLB通算96本塁打・98盗塁は5ツールプレイヤーだった証。チームでは落合博満以来、千葉移転以来初となる本塁打王は複数年契約を結び、今季も「エル・コーヒー・ホームラン」という応援歌を響かせる。 (ミ)
23 石川 慎吾 (いしかわ しんご) 1993年4月27日生まれ
9月の楽天戦。美馬と岸の投手戦で0が並ぶ。7回裏、ポランコと山口の連弾で3点先取。次打者の石川もフルスイングだ。ファウルと空振りの3球目、一転外角高めを軽打して右前打。岸がベンチでグラブを叩きつけた。 (い)
25 岡 大海 (おか ひろみ) 1991年7月15日生まれ
昨季は32歳の誕生日に一軍復帰、即スタメンで終盤に逆転打を放つなど「ヒロミナイト」は健在、ほぼあらゆる項目で自己ベストを更新。今季は千葉海上保安部ポスターに起用。激化する外野争いでも進化を止めない。 (ミ)
38 髙部 瑛斗 (たかべ あきと) 1997年12月11日生まれ
一昨年の盗塁王、GG賞。中核として期待されたが、けがとリハビリの繰り返しでまさかの一軍未出場。9月には「第一肋骨切除術」の手術を受けた。高く厚くなった正外野手の壁へ再挑戦。しっかり治して戻ってきて。 (い)
50 愛斗(武田 愛斗) (あいと(たけだ あいと)) 1997年4月6日生まれ
西武から現役ドラフトで移籍
勝負強い打撃が印象的で「ロッテキラー」と謳われたが、真骨頂は「投手の人生を背負って守る」守備。名手源田(西武)も認める。捕れずに悔しくてグラブを叩きつけることもあった。ZOZOに「エリア50」出現か。 (い)
51 山口 航輝 (やまぐち こうき) 2000年8月18日生まれ
期待値を考えれば、2年連続2桁ホームランくらいでは物足りない。最低30本は打って欲しい。2019年には『(ファーム含む)プロ野球の令和最初のホームラン』を『地元秋田での凱旋試合(横手)』で打っている。 (ス)
61 山本 大斗 (やまもと だいと) 2002年8月9日生まれ
島根・開星高校出身、野々村監督も見込んだ大砲。プロ3年目の昨季5月、二軍でバウアーから先頭打者本塁打を放ち、一軍初スタメンでプロ初安打も、夏以降はケガに苦しんだ。今季は背水の陣で臨むと本人も決意。 (ミ)
63 和田 康士朗 (わだ こうしろう) 1999年1月14日生まれ
昨年は走塁だけでなく打撃でも活躍を見せ、プロ初を含む3本塁打。が、まだまだこんなもんじゃない。僕はもっと打てると信じている。2019/5/11、イースタン習志野でホームランボールを捕ったその日から。 (ス)
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[マリーンズ執筆担当者紹介]
いせや(い)
山口重幸さんがヤクルト職員から母校・岩倉のコーチに就くと知った。あちらはセンバツ優勝投手。私は千葉の底辺校。全く面識はないのですが、同学年は応援したくなります。
ミヤウチマサヒト(ミ)
「プロ野球ニュース」「珍プレー好プレー」で見た川崎球場に行くことを夢見て大学進学と共に上京も、入れ違いでロッテは幕張に移転。今季も「幕張の奇跡」超えのドラマを。
スタゴー(ス)
1996年、マリンに行って「関東5球場訪問」を達成するも、友人に「俺は全国の球場に行った」と言われたあの日から、マリーンズファン&スタジアム好きになりました。
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