[はじめに]
誰が鳴らすか、あの鐘は。夢の続きは札幌から北広島へ。新時代の新庄ファイターズを追って東へ向かった我々に待つ、浅葱色の未来とは。東横線沿線より北の大地へ贈る、「選手もまた宝物」と声高に熱く語りたい丸尾・P・八月の3名による偏愛選手名鑑。どうぞ皆様襟を正して、否、ビシッと襟を立ててご覧頂ければ幸いです。
(ファイターズ執筆チーム監督:丸尾マイコ)

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【監督】

1    新庄 剛志  (しんじょう つよし)    1972年1月28日生まれ
BIGBOSSから新庄監督へ改名(?)し、気持ち新たに臨む2年目。昨季の最下位から天下獲り宣言は、本気と書いてマジと読む。シーズン終わりに見える景色は天国か、地獄か。新庄剛志は『新時代』へひた走る。 (P)


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【投手】

12    矢澤 宏太  (やざわ こうた)    2000年8月2日生まれ
日本体育大からドラフト1位
新時代の二刀流見参。高校3年時に指名漏れを経験しその失意の中、父・明夫さんが59歳の若さで急逝。以来、家族の合言葉としていた「4年後にドラフト1位に」を見事実現。まだまだやっちゃえ、K.YAZAWA! (丸尾)

13    生田目 翼  (なばため つばさ)    1995年2月19日生まれ
小柄な体躯に秘めたパワー。故障明けの二軍戦では150km/hを連発し、復活の狼煙を上げた。大学時代のライバル田中正義の加入で、切磋琢磨を期待。かつてファンを楽しませた奇抜な髪型は、福田俊へ任せた模様。 (P)

14    加藤 貴之  (かとう たかゆき)    1992年6月3日生まれ
謎のショートスターターだったあの頃はもう昔。抜群の制球力で先発ローテを支える左のエースは、ついに今シーズンの開幕投手に指名された。新庄監督の事は未だに「同じユニフォームを着た芸能人」だと思っている。 (丸尾)

15    上沢 直之  (うわさわ なおゆき)    1994年2月6日生まれ
すっかり投手陣の柱に成長した12年目、すべてを賭して臨むと意気込む。来季メジャーに挑戦するために…嗚呼!    笑顔で見送れるよう、エースには大きな置き土産をお願いしたい。頼むぜ、うわっち!    愛してます! (P)

16    達 孝太  (たつ こうた)    2004年3月27日生まれ
高卒2年目だが早生まれ、オープン戦が終わった翌日やっと19歳になる今年は「いや、正直、まだ自分はいけると思っています。開幕投手、できると思っています」と新庄監督の気持ちを変えるぐらいの意気込みで臨む。 (八月)

17    伊藤 大海  (いとう ひろみ)    1997年8月31日生まれ
2023年WBC侍ジャパン選出
元日にはインスタライブにて釣り中継を行った鹿部町出身右腕(利き腕を気遣ってかキャストは左)。その後サンディエゴにて憧れの先輩、ダルビッシュ有との自主トレを実現。オンオフ充実で、目指せ3年連続2桁勝利! (丸尾)

18    吉田 輝星  (よしだ こうせい)    2001年1月12日生まれ
秋田のやんちゃ坊主も早プロ5年目。昨季、主にリリーフとして47試合に登板し、初めて1シーズンを通して一軍で過ごした。楽天・則本昂大“師匠”を手本に、先発ローテ入りを狙う。今年輝く北の星に変身予定。 (P)

19    玉井 大翔  (たまい たいしょう)    1992年6月16日生まれ
頼れる『火消しの玉ちゃん』はコロナ禍のせいで婚期が遅れていると主張する30歳。先日出演が叶った某番組では某OBに「全裸でロッカールームを疾走している」とバラされた。まずは下着を穿こう、話はそれからだ。 (丸尾)

20    上原 健太  (うえはら けんた)    1994年3月29日生まれ
二刀流1年目は野手練習で体のキレが増し、自己最多の25試合登板。今季も投手が軸だが、今成亮太曰く「西川遥輝よりも足が速い」という高い身体能力の持ち主。先輩ドラ1として大谷ルール第1号も期待したい。 (八月)

22    杉浦 稔大  (すぎうら としひろ)    1992年2月25日生まれ
移籍以来、前(先発)や後ろ(抑え)と彷徨った。今季は再度リリーフに照準を合わせる、ファイターズ投手陣のリーサル・ウェポン。あのダルビッシュ有も唸った才能を秘め続ける男が、今年は秘宝を開帳?    拝みたい! (P)

24    金村 尚真  (かねむら しょうま)    2000年8月29日生まれ
富士大からドラフト2位
沖縄出身の新人は、お母様手作りのシーサーを手に入寮。直球最速150km/h超、変化球も一級品と、大きな期待を抱かせる。ドラフト1位の矢澤はライバル。野球ではバチバチも、練習終わりは仲良く一緒にお風呂。 (P)

25    宮西 尚生  (みやにし なおき)    1985年6月2日生まれ
通算808試合登板のブルペンの王様。左肘にメスを入れ、今季再び立ち上がる。通算400ホールド達成まで残り20。自身の代名詞・スライダーで切り拓いたプロ野球道、前進あるのみ。宮西尚生はまだ終わらない。 (P)

26    田中 正義  (たなか せいぎ)    1994年7月19日生まれ
近藤健介のFA移籍に伴い、7年前にドラフト1位指名された北海道へ。右肩の痛みも取れて心機一転、プロ初先発初勝利を。大学日本代表時代に高校日本代表と対戦、タイムリーを打たれた清宮とチームメイトに。 (八月)

28    河野 竜生  (かわの りゅうせい)    1998年5月30日生まれ
あの『サラサラヘアーの左腕』はパパになりました。大黒柱となった責任感からか、監督からの減量令に対して2カ月で8kgマイナスと軽々達成。さらには伊藤大海直伝の新球種、カットボール習得への意欲もマシマシ。 (丸尾)

29    井口 和朋  (いぐち かずとも)    1994年1月7日生まれ
昨季の投球時にボールを持ったまま右手を高く上げる姿は、ベンチでマネされ、スタンドはざわめいた。その通称“チョウチンアンコウ”(?)を封印し、今年は投球内容で沸かせる予定。帽子の下の髪型がいつもお洒落♪ (P)

33    立野 和明  (たての かずあき)    1998年4月3日生まれ
昨年は新庄監督初勝利の1勝のみ。滝行を長谷川に譲り、ローテ入りを目指す。高校3年時は、自宅から片道26キロを自転車で通学。本校渾身の取材(地元民調べ)では「車でも遠くて面倒くさいレベル」。我慢強い。 (八月)

34    堀 瑞輝  (ほり みずき)    1998年5月10日生まれ
宮西塾練習生の一員。16年ドラ1入団だが、日ハムが当初1位指名していた田中正義が入団したため実質ドラ1が2名いる状態に。国頭キャンプスタートでも関係ない、2021年最優秀中継ぎの栄光を再び見せてくれ。 (丸尾)

40    福田 俊  (ふくだ すぐる)    1996年12月14日生まれ
北海道出身。小4で神奈川県小田原市に転居後、横浜創学館高校に進学、北海道の星槎道都大から日本ハムに入団した。大学時代を過ごした北広島市が本拠地となるプロ5年目、丁寧な投球で左の中継ぎ競争に勝ちたい。 (八月)

41    B. ロドリゲス  (ブライアン・ロドリゲス)    1991年7月6日生まれ
選手の出入りが激しい当球団で、外国人選手で在籍6年目は異例。基本はセットアッパーだが過去には開幕投手を務め、時にはクローザーも。だが突出した成績はまだない。それでもなぜか毎年いるアナタ。謎は多い。 (P)

42    J.ガント  (ジョン・ガント)    1992年8月6日生まれ
昨年は一軍登板なし。今年はポンセと二枚看板を期待も、キャンプのブルペンではグラブで顔を隠したままカメラの死角に入るなど、いまだ秘密兵器のまま。初代ガンちゃんは「プロだから発信するんですよ」と謎の提言。 (八月)

45    C.ポンセ  (コディ・ポンセ)    1994年4月25日生まれ
右手首の『熊』タトゥーは皆に熊と呼ばれたのが嬉しくて来日後に入れたもの。札幌ドーム初登板でノーノー達成後にもお祝いとして、史上87人目にちなんだ『7』のタトゥーを首筋に追加。次回の新作も要チェック。 (丸尾)

46    畔柳 亨丞  (くろやなぎ きょうすけ)    2003年5月3日生まれ
ハムの“徹子”は度胸満点、直球150km/h超。昨季札幌ドーム最終戦に初登板し、1回1安打無失点でプロ初ホールドを記録した。投げる度飛ばしていた帽子は落ちなくなった。帽子は頭に、自身は一軍に定着だ。 (P)

47    鈴木 健矢  (すずき けんや)    1997年12月11日生まれ
BOSSからの一言でアンダースローに転向し、着々と開花の兆し。今オフにはミスターサブマリン・渡辺俊介氏に弟子入りし、変則投手愛好家の間でちょっとした話題に。目下の悩みは『度付きサングラスと汗の相性』。 (丸尾)

48    齋藤 友貴哉  (さいとう ゆきや)    1995年1月5日生まれ
阪神タイガースから移籍
フェニックスリーグで161km/hを記録した3日後にトレードが発表。『直球破壊王子』渡邉諒とのトレードだけあってブルペンで『直球でミット破壊王子』っぷりを披露。が、自らの身体にも負担が。帰還を待つ。 (八月)

51    石川 直也  (いしかわ なおや)    1996年7月11日生まれ
昨季はトミー・ジョン手術を経て954日ぶりに登板を果たした、復活の『ちょく』。後輩の達孝太と顔がよく似ている。本当に顔が似すぎているので中継中放送席でも話題になり、急遽制作陣による検証動画が作られた。 (丸尾)

52    池田 隆英  (いけだ たかひで)    1994年10月1日生まれ
背水の陣で臨んだ昨季、7月に1年ぶりの勝利を挙げるも白星はこの1つに終わる。巻き返しの今季、大学の同期・田中正義が入団。共闘を誓う。ニコニコ笑顔がトレードマーク。みながほっこり。池ちゃんに幸あれ。 (P)

53    長谷川 威展  (はせがわ たけひろ)    1999年8月9日生まれ
昨年は新人ながら3月の開幕第2戦で初登板も、左肘痛で次の登板は10月の最終戦。オフに高2の時からお手本にしていた宮西に合同自主トレを志願。グループLINEから個別に友達追加した時は勇気を振り絞った。 (八月)

54    安西 叶翔  (あんざい かなと)    2004年11月13日生まれ
常葉大学附属菊川高からドラフト4位
186cmの身体を捻って29cmのスパイクで踏み出して伸びる右腕の位置が、サイドなのかスリークォーターなのかはあまり重要ではない。数年経てばそのフォームは「安西のフォーム」と呼ばれるようになるはず。 (八月)

55    松浦 慶斗  (まつうら けいと)    2003年7月1日生まれ
昨年は達、畔柳とともに高卒新人トリオで揃ってプロ初登板。1回2失点で負け投手になるも、自己最速153km/hをマークして『新世界より』を登場曲にするきっかけになった漫画『MAJOR』の眉村健に並んだ。 (八月)

57    北山 亘基  (きたやま こうき)    1999年4月10日生まれ
昨年の開幕投手にしてチーム最多登板にして終幕投手。5月のヤクルト戦では2夜連続サヨナラホームランを浴びてなお翌日3連投。23球全部真っ直ぐで押し切った。今年も「マウンドでの姿を楽しんでください」。 (八月)

59    根本 悠楓  (ねもと はるか)    2003年3月31日生まれ
白老郡白老町出身の左腕。ファーム成績で防御率2.23、一軍での防御率も2.52と防御率優等生。バッターごとにプレートの位置を変えられる器用さと、どんな強打者も恐れぬ鋼メンタルは建山投手コーチお墨付き。 (丸尾)

62    宮内 春輝  (みやうち はるき)    1996年5月25日生まれ
日本製紙石巻からドラフト6位
26歳でプロ入りし、チームに結構多い96年組の仲間入り。大学2年からサイドスローに転向、参考にしたい投手は高津臣吾と潮崎哲也だが、仮契約時には建山投手コーチに「話を聞きたい」と話す社会人経験者。 (八月)

63    北浦 竜次  (きたうら りゅうじ)    2000年1月12日生まれ
最多の11試合登板、中島のビッグプレーで初セーブも記録した。小学校2年生で野球を始めるときに、ソフトボールの国体選手だった母親から「左の方が球筋が良い」と勧められて転向した左腕の真価は、ここからだ。 (八月)

67    齋藤 綱記  (さいとう こうき)    1996年12月18日生まれ
オリックス・バファローズから移籍
札幌市出身。大阪からUターン移籍した、サイドスローの変則左腕。同じタイプの宮西尚生をお手本に、故郷でひと花咲かせて欲しい。移籍会見ではファンに向け「キラキラした姿のプロ野球選手に」と宣言。ぜひ輝いて! (P)

68    松岡 洸希  (まつおか こうき)    2000年8月31日生まれ
埼玉西武ライオンズから移籍
初の現役ドラフトで移籍。元同僚の西武・與座、粟津との自主トレを『変則会』と命名。サイドスローが多い新天地での抜きん出た活躍で『変則会』のトップの座を狙う。大食漢で実家で炊く5合の米を3合ぐらい食べる。 (八月)

70    C.   メネズ  (コナー・メネズ)    1995年5月29日生まれ
シカゴ・カブスから昨季途中移籍
昨年7月14日に来日、6日後に二軍戦登板、その3日後に札幌ドームのマウンドに立ち、9月にケガのため離日と疾風の如し。牽制球も速く、ロッテ戦で1試合に2つアウトを取った。2年目の今年は腰を落ち着けて。 (P)

93    田中 瑛斗  (たなか えいと)    1999年7月13日生まれ
育成から昨季途中支配下登録
『鎌ケ谷100%勇気組』の一人。ファームで2勝22敗、苦難の日々を乗り越えついに支配下再登録。2022年七夕の夜、プロ5年目初先発で白星を掴んだ。後は持ち味を出すだけ!ってOBの岩本勉氏も言ってたよ! (丸尾)


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【捕手】

2    A.  マルティネス  (アリエル・マルティネス)    1996年5月28日生まれ
中日ドラゴンズより移籍
キューバ発名古屋経由で入団した助っ人捕手。愛するワイフ、カミラさんの誕生日や来場日は打率が上がるとか。ブルペンで「イイネ!モウイッチョウ!」と日本語で投手を鼓舞する姿からもナイスガイさが滲み出ている。 (丸尾)

10    清水 優心  (しみず ゆうし)    1996年5月22日生まれ
100試合から30試合に減少、スタメンは19試合。宇佐見に遅れを取ったうえにFAで伏見が加入。9年目は勝負の年と人は言う。だが本人は7年目の時点で「もう若手ではない」とずっと勝負してきた。見てろ。 (八月)

23    伏見 寅威  (ふしみ とらい)    1990年5月12日生まれ
オリックス・バファローズからFA移籍
FAを行使して出身地北海道に移籍。山﨑福也、宮城大弥、田嶋大樹ら左腕とコンビを組んでいた経験に期待。「僕と組むピッチャーはみんな二桁を勝たせたい」。優勝しちゃうじゃないか。ということでひとり三連覇。 (八月)

27    古川 裕大  (ふるかわ ゆうだい)    1998年6月19日生まれ
ファンが「キャッチャーマスク、透明にならないかな」と言っているとかいないとかのイケメン捕手。3年目、徐々にチャンスを掴みつつあるが、爆肩強打のつぼみはまだ硬い。伏見寅威が入団して厳しい一年になりそう。 (P)

30    宇佐見 真吾  (うさみ しんご)    1993年6月4日生まれ
夫婦二人三脚で10kgの減量に成功し、別人のような見た目に。昨季は60試合でマスクを被りその存在感を示したが、ライバルの入団で状況一変。またも試練が待ち受ける今季、正捕手への道をひた走れ!    ちゃみ! (丸尾)

60    郡 拓也  (こおり たくや)    1998年4月25日生まれ
捕手ながら内外野守れるマルチな選手。昨季は5年目にして初本塁打を放ち、その半月後には2号をスタンドに叩き込みついに郡が解凍したかと思われた。チャンバラで見せた太刀筋のような迷いなき一振りがまた見たい。 (丸尾)

64    田宮 裕涼  (たみや ゆあ)    2000年6月13日生まれ
自身の代名詞・ゆあスマイルを鎌ケ谷から全国に届けるべく、出場機会を増やすため外野や代走にも挑戦中。同じ背番号だった球団OB谷口雄也氏から外野用グラブを譲り受けた。背番号64のカワイイ系譜も裕涼が継ぐ。 (P)

65    梅林 優貴  (うめばやし ゆうき)    1998年3月14日生まれ
昨年は初のお立ち台を経験。「ばあちゃん、打ったよ!」と、ふるさと広島に住む祖母に喜びを伝えた。厳しい競争が続くポジション争いを勝ち抜き、何度でもおばあちゃんを、そして我々ファンを喜ばせて欲しい。 (P)


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【内野手】

3    加藤 豪将  (かとう ごうすけ)    1994年10月8日生まれ
メッツ傘下シラキュースからドラフト3位
住んでいた米国サンディエゴは札幌のテレビ番組だけが映り、球団のファンだったという奇跡の縁。新球場エスコンフィールドの「F」は軽く下唇を噛んで発音。早速『ティーチャー』と呼ばれる。勝負めしはメロンパン。 (P)

4    上川畑 大悟  (かみかわばた だいご)    1997年1月12日生まれ
プレーだけでなく捕球音までもが一級品、ファイターズ新世代の守備職人。ファンフェスでの卓球王座決定戦では「本気を出さず」に優勝した。磨き抜いた守りと打席での勝負強さで、正遊撃手争いへ心熱く本気で挑む。 (丸尾)

5    野村 佑希  (のむら ゆうき)    2000年6月26日生まれ
ハムの未来と背番号5を背負って立つ男、その名はジェイ。入団時から目標に掲げていた「新球場で4番を打つ」思いは誰にも負けない。特に清宮には負けたくないと熱く凛々しく語る姿に、OB鶴岡慎也氏も思わず感動。 (丸尾)

6    A.アルカンタラ  (アリスメンディ・アルカンタラ)    1991年10月29日生まれ
軽快なグラブ捌きを見せた二塁を中心に、遊撃、三塁、外野と様々なポジションを守り、左右両打席本塁打も放った。キャンプ限定で左打席に専念したり一塁守備に挑戦したりと更に幅を広げる。実はポスト杉谷なのかも。 (八月)

9    中島 卓也  (なかしま たくや)    1991年1月11日生まれ
堅実な打撃と守備でファイターズの内野を支え続けて14年…と思いきや昨季はプロ初の中堅守備に就き全ハムファンを驚かせるも、俊足を活かしやはり堅実にこなした。今年も北の大地にラベンダーが咲き乱れそうです。 (丸尾)

21    清宮 幸太郎  (きよみや こうたろう)    1999年5月25日生まれ
減量し、進化したシン・清宮。オールスターゲームでサヨナラ本塁打、プロ入り初の満塁弾など、記憶に残るホームランを放った昨季。それでもまだ18本塁打。色紙に記した目標は「おれが主役」。目覚める時が来た。 (P)

32    谷内 亮太  (やち りょうた)    1991年2月3日生まれ
守備の人と思われがちだが、昨季は移籍後初の猛打賞を記録し打撃開眼の予感あり。さらにキャンプ中の紅白戦では驚きの“神走塁”を見せた。ベテラン組と呼ばれるようになっても、走攻守全てで未だ衰える気配無し。 (丸尾)

35    福田 光輝  (ふくだ こうき)    1997年11月16日生まれ
千葉ロッテマリーンズより移籍
昨季開幕一軍のチャンスを掴むも一軍の壁に阻まれ5月に入りファームへ。同期入団同学年のマリーンズ・髙部と佐藤都に遅れを取る結果に。移籍で心機一転、打撃でアピールしたい。王道を歩んできた者の努力は続く。 (丸尾)

38    石井 一成  (いしい かずなり)    1994年5月6日生まれ
三成じゃない。一成、ピンです。中堅選手の域に入り守備は安定、本塁打数は増。レベルアップのため、只今肉体改造中。実家で作る『石井米』をしっかり食べて、ムキバキボディでチームを引っ張る。レギュラーは俺だ! (P)

39    有薗 直輝  (ありぞの なおき)    2003年5月21日生まれ
右の強打者の動画で研究を重ねる2年目。昨年の読売・岡本から今年はカブス・鈴木を手本にトレーニング。成果が出てきたか筋量がアップして体重は99kgに。減量ファイターズの流れに抗い、自らを確立する。 (八月)

43    水野 達稀  (みずの たつき)    2000年7月30日生まれ
昨季はオープン戦で結果を出し、新人開幕スタメンを勝ち取ったが16打席無安打で二軍降格。骨折もあり、上川畑に遊撃のポジションを譲った。今年は二塁レギュラー獲得とミズノ社のブランドアンバサダー就任を狙う。 (八月)

44    阪口 樂  (さかぐち うた)    2003年6月24日生まれ
成長途上の19歳は、若き主砲、野村“J”佑希をロックオン中。練習もプライベートも密着し、一軍への近道を探る。バットスイングの速さは監督のお墨付き。『樂(うた)』をすんなり読んでもらえるよう、活躍を。 (P)

49    山田 遥楓  (やまだ はるか)    1996年9月30日生まれ
埼玉西武ライオンズから移籍
報道が無くても、球場に行けば声で見つけられる。所沢の空の下でも、北広島の空の下でも。高校時代、グローブに「負けてたまっか」の刺繍。もう劇団に脚本はない。自分で自分を見返すだけ。山田遥楓は、野球選手だ。 (八月)

56    細川 凌平  (ほそかわ りょうへい)    2002年4月25日生まれ
智辯和歌山高時代にイチロー氏が指導に訪れ対面し、その感激から必ずプロで活躍して恩返しすると誓った。今年は氏の教えが書かれた本を携え自主トレ入り。ブレない気持ちとスイングで正遊撃手争いに名乗りを上げる。 (丸尾)

58    奈良間 大己  (ならま たいき)    2000年5月8日生まれ
立正大からドラフト5位
50メートル5秒8の快足に、打撃も非凡。高校時代に『静岡のジーター』と呼ばれた新人が、内野レギュラー争いを熱くする。プレースタイルは豪快だが、実はピアノが弾ける。オフに西武・山川穂高との共演を希望。 (P)


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【外野手】

7    松本 剛  (まつもと ごう)    1993年8月11日生まれ
パ・リーグ首位打者となり、大出世を果たした選手会長まつごー。ファンフェスで監督が「勝つだけでなく勝ち続けるチームに」と言った時、あなたは強い眼差しをしていましたね。今年もさすごー!と何度も叫びたい。 (丸尾)

8    淺間 大基  (あさま だいき)    1996年6月21日生まれ
桁が変わった背番号。ナンバー8はあなたのモノ。淺間大基の新しい歴史を作って欲しい。とにかくやるしかない。球場を熱くする塁上で吠える姿を何度でも見たい。新宿区出身シティボーイ、エンジン全開淺MAX! (P)

36    木村 文紀  (きむら ふみかず)    1988年9月13日生まれ
昨季はホームラン2本も、1本はロッテ・佐々木朗から先頭打者弾、1本は静岡で楽天・則本から逆転3ラン。静岡でのホームラン動画に【カルロスゴーンヌ!!】と題したパ・リーグTVを我々は見過ごしてはいけない。 (八月)

37    江越 大賀  (えごし たいが)    1993年3月12日生まれ
阪神タイガースから移籍
182cm、81kgにして体脂肪率9%(シーズン中)、走って捕って飛ばす姿を見た誰しもが心を奪われ、誰しもが心残りのまま。希代の身体能力もったいないおばけは、ドツボにハマらずツボにハマって大化けだ。 (八月)

50    五十幡 亮汰  (いそばた りょうた)    1998年11月27日生まれ
プロ入りから故障で苦しんだが、昨年の経皮的内視鏡下腰椎間板ヘルニア摘出術と、米シーリー社のマットレスで今年は万全のはず。エスコンフィールドの1番中堅を奪取、ドラフト2位の先輩・西川遥輝に続いてほしい。 (八月)

61    今川 優馬  (いまがわ ゆうま)    1997年1月25日生まれ
ある時はファンクラブ会員最強打者、またある時はストアの一日店長、人は彼を執念先輩と呼ぶ。新庄監督も驚くボディに変貌し、キャンプ初日の紅白戦ではチーム一番乗りの安打を放った。狙うは新球場第1号本塁打! (丸尾)

66    万波 中正  (まんなみ ちゅうせい)    2000年4月7日生まれ
打球を飛ばす力はチームNo.1、肩の強さも他の追随を許さない、背番号1継承候補の一人。オフに単身渡米し、トレーニングを敢行した。ブレーク前夜のマンチューは、憧れのベンツSL63に乗る日を夢見て爆進中。 (P)


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[ファイターズ執筆担当者紹介]
丸尾マイコ
好きなガラナはコアップ、好きなノックは飯山コーチによるシートノック。横浜県からはむほー!を叫びます。ここ最近は上川畑と奈良間、二人の若き遊撃手達に胸がワクワク。


好きなポーはサウスポー、好きなローはサイドスロー。今年は何が起きても驚かないと誓った矢先、特別ユニに悲鳴を上げた。たんぱく質は主にシャウエッセンから摂るタイプ。

八月
好きなハーマンはメルヴィル、好きなシャーマンはオバンドー。野球場でもライブ会場でも、声は出さずにテレパシーを発する。立石尚行のようにどこでも登板してはスナイプ。


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